のっぺい汁
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のっぺい汁の“のっぺい”とは、片栗粉や里芋で汁にとろりとした濃度をつけていることを意味しています。そのとろみと根菜がたくさん入っているのが特徴で、全国各地に伝わる郷土料理の一つです。また、“のっぺい汁”と“けんちん汁”は似ているようで異なる料理だと知っていますか?どちらも寒い時期に体が温まる料理ですが、“のっぺい汁”は、油を使わず野菜を煮込んで片栗粉でとろみをつけているので、冷めても汁が澄んでいておいしいです。一方、“けんちん汁”は、油で野菜を炒めてから煮る汁物なので温かくして食べます。

材料(4人分)
- 豆腐…90g
- 大根…75g
- 里芋…50g
- にんじん…40g
- こんにゃく…40g(あく抜きが必要であればゆでておく)
- えのきたけ…25g
- ねぎ…35g
- だし汁…600cc
- 片栗粉…小さじ2
- A(こいくちしょうゆ小さじ1、うすくちしょうゆ大さじ1、酒小さじ2分の1)

作り方
- 豆腐はサイコロ状、大根・里芋・にんじんは5ミリメートル厚さのいちょう切り、こんにゃくは色紙切り、えのきたけは長さ2分の1等分、ねぎは5ミリメートル幅に切る。
- 鍋にだし汁を用意し、大根、里芋、にんじん、こんにゃく、えのきたけを入れてやわらかく煮る。調味料Aで味を調え、豆腐を加えて軽く煮て火を止める。
- 同量の水で溶いた片栗粉を入れて混ぜ、再び火をつける。
- 最後にねぎを加えて仕上げる。