阿久比短歌の会「風」作品
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阿久比短歌の会「風」
作品 | 作者 | |
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惜しまれて逝きたる夫の親友の今は蓬けて言葉なく笑む | 講師 | 中野 富恵子 |
文字避ける米寿の人へ絵手紙で元気を送るはればれあると | 富田 麻予 | |
連休に孫たち多勢集まりぬ晴れ渡る空にバーベキューする | 南 比左子 | |
夕陽の中舫う漁船を見回るか海鵜が一羽艫めぐり行く | 木下 由香理 | |
逃げ惑うメダカの群れにポイを入れゲットした子の笑顔弾ける | 大村 浩嗣 | |
春雨の振りたる後の青柳は糸縒りの如緑深まる | 榊原 紘子 | |
老いし夫昼夜分からず睡りなり吾が傍らに赤子の如く | 山下 喜美子 | |
老い二人勝手耳なればかみ合わず会話がけんか呼びまた笑い呼ぶ | 馬見塚 まり子 | |
いつか読む読むとき来ると残しおく「積読書籍」処分はつらし | 山口 道子 | |
満開の御衣黄桜友から来(く)スマホ画面を華やかにして | 稲葉 富子 | |
武家屋敷しだれ桜の咲く庭に思いがけなくシラネアオイあり | 大村 峯子 |
お問い合わせ
阿久比町文化協会事務局
電話: 0569-48-1111 内線1501
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