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あしあと

    阿久比短歌の会「風」作品

    • [更新日:
    • ID:5217

    阿久比短歌の会「風」

    五月 文協まつり 短歌大会作品
    作品
    作者
    眼交の家々の屋根の輪郭を浮き立たせいま日は落ちむとす講師 中野 富恵子
    断捨離はすぐ行き詰まるそれぞれに思いこもれる品々なれば
     山口 道子
    ずりずりと椅子にうづくまり今日解かす夜風一筋塵はらいゆく
     富田 麻予
    留守居終えみやげ話に笑顔なる夫が三日間の寂しさを言う
    馬見塚 まり子
    梅の香が匂うが如き道具組雪のあしたの早春の茶に
     榊原 紘子
    鶯の啼き方徐々に上手くなり梅さくら過ぐ菖蒲の時季来
     大村 浩嗣
    土手染めて仏の座咲く名の由来おもんぱかりて並ぶ花見る
     稲葉 富子
    こころ旅火野さんの様思い出づ映像の中に今も生きいて
     南 比左子
    木瓜(ぼけ)という花の名ふっと思い出し我のことかと思はず笑う
     山下 喜美子
    我が庭に植えし桜は半世紀枝朽ちるとも咲き続けおり
     大村 峯子
    点滴で命繋げり病床に彼岸と此岸さ迷う父は
     木下 由香理
    ハムスター与えし遠き日の吾子のその眼の輝き今も忘れず
     田中 洋子

    お問い合わせ

    阿久比町文化協会事務局
    電話: 0569-48-1111 内線1501