阿久比短歌の会「風」作品
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阿久比短歌の会「風」
作品 | 作者 | |
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眼交の家々の屋根の輪郭を浮き立たせいま日は落ちむとす | 講師 | 中野 富恵子 |
断捨離はすぐ行き詰まるそれぞれに思いこもれる品々なれば | 山口 道子 | |
ずりずりと椅子にうづくまり今日解かす夜風一筋塵はらいゆく | 富田 麻予 | |
留守居終えみやげ話に笑顔なる夫が三日間の寂しさを言う | 馬見塚 まり子 | |
梅の香が匂うが如き道具組雪のあしたの早春の茶に | 榊原 紘子 | |
鶯の啼き方徐々に上手くなり梅さくら過ぐ菖蒲の時季来 | 大村 浩嗣 | |
土手染めて仏の座咲く名の由来おもんぱかりて並ぶ花見る | 稲葉 富子 | |
こころ旅火野さんの様思い出づ映像の中に今も生きいて | 南 比左子 | |
木瓜(ぼけ)という花の名ふっと思い出し我のことかと思はず笑う | 山下 喜美子 | |
我が庭に植えし桜は半世紀枝朽ちるとも咲き続けおり | 大村 峯子 | |
点滴で命繋げり病床に彼岸と此岸さ迷う父は | 木下 由香理 | |
ハムスター与えし遠き日の吾子のその眼の輝き今も忘れず | 田中 洋子 |
お問い合わせ
阿久比町文化協会事務局
電話: 0569-48-1111 内線1501
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