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あしあと

    阿久比短歌の会「風」作品

    • [更新日:
    • ID:5217

    阿久比短歌の会「風」

    四月 歌会作品
    作品
    作者
    挑み来る君の一石強けれど怯まず置けり要の一手講師 中野 富恵子
    老夫妻客の洗髪楽し息子逝きても店を守りて
     稲葉 富子
    庭に出る楽しみ増えるここかしこ花芽膨らみ緑も覗く
     南 比左子
    葬らるる鶏インフルに数万の全う叶わぬ命せつなき
    馬見塚まり子
    返事など期待はせぬが猫に向き話しかけつつりんご剥きつつ
     山口 道子
    新風が心地よく吹く新年度古びた風習一掃願う
     大村 浩嗣
    しんしんと雪積み傾く家の庭咲ける椿は赤鮮やかに
     田中 洋子
    花見すれば「生きて桜をみています」茨木のり子の詩が浮かびくる
     榊原 紘子
    月面に降り立つようにふうわりと椀に着地す鍋の湯豆腐
     木下 由香理
    歴史ある結城神社の神苑は枝垂れ梅咲き香りをはなつ
     大村 峯子
    春の雨紅梅ちらし潦(にわたずみ)薄紅色の千代紙模様
     富田 麻予
    真夜中に襖カタカタ鳴らしつつ不連続線通り過ぎこし
     山下 喜美子

    お問い合わせ

    阿久比町文化協会事務局
    電話: 0569-48-1111 内線1501