ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

あしあと

    阿久比短歌の会「風」作品

    • [更新日:
    • ID:5217

    阿久比短歌の会「風」

    十一月 定例歌会作品
    作品
    作者
    日すがらを草刈り機の音かまびすし赤トンボ見ぬ秋も去るべく講師 中野 富恵子
    庭の柿表年らし鈴なりに見事色づき百舌鳥らが狙う
     大村 浩嗣
    ハミングして厨あかるしやうやうに痛み癒えたる五十の肩に
    馬見塚 まり子
    野分去りふと眺むれば秋海棠小さきつぼみをふくらませおり
     榊原 紘子
    陽を避けて庭石の上に外猫は香箱座りにわれを待ちおり
     山口 道子
    たっぷりと秋陽を浴びて揚羽蝶みかんの枝々ゆっくり巡る
     山下 喜美子
    観音のしずやかなすがた濁りなき指先ありて香風まとう
     富田 麻予
    あちこちの目覚ましベルにとび起きて孫小走りでバス停目指す
     稲葉 富子
    錦織の夕焼雲は空覆い爽やかな風我が身を行く
     南 比左子
    早朝の庭に出て見る朝顔は小さくなりても健気に咲ける
     大村 峯子
    六義園若きは動画撮らせをり指輪受け取り首に抱き着く
     木下 由香理

    お問い合わせ

    阿久比町文化協会事務局
    電話: 0569-48-1111 内線1501