阿久比短歌の会「風」作品
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阿久比短歌の会「風」
作品 | 作者 | |
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曾祖父の彫りし柱が残るとふ亀崎が持つ祭りの山車に | 講師 | 中野 富恵子 |
時間かけグラブを膝で磨く子よ少年の頃を懐かしみてか | 木下 由香理 | |
翠雨後に葉先の雫はゆらゆれて五月の朝に風鐸つくる | 富田 麻予 | |
児等三人(みたり)花火見乍ら寿司食みし祭りの宵のなつかしきかな | 榊原 紘子 | |
早苗田に白雲浮かび匂いたつアマサギ飛来し静寂(しじま)破らる | 大村 浩嗣 | |
花散りて葉は勢いを増していくきれいと言われる重荷降ろして | 田中 洋子 | |
踊る祖母と背中合わせのひな女愛し阿久根佐潟にまつり継がれる | 馬見塚 まり子 | |
ラジオから二十四節気の芒種とは稲植う六月五日と言えり | 稲葉 富子 | |
祭りには父の作りし竹ようかん青竹の中に赤き寒天 | 大村 峯子 | |
今日ひと日の平穏を謝し確かなる明日と信じて眠らんとする | 山口 道子 | |
春祭りコロナ禍癒えて久々に山車引き回され賑わい見せる | 南 比左子 | |
文化祭展示し終えて他を廻る暮らしの中の楽しみ並ぶ | 加藤 知足 | |
残年を思えば心慌ただし眼鏡一つを今日は贖ふ | 山下 喜美子 |
お問い合わせ
阿久比町文化協会事務局
電話: 0569-48-1111 内線1501
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