阿久比短歌の会「風」作品
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阿久比短歌の会「風」
作品 | 作者 | |
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挑み来る君の一石強けれど怯まず置けり要の一手 | 講師 | 中野 富恵子 |
老夫妻客の洗髪楽し息子逝きても店を守りて | 稲葉 富子 | |
庭に出る楽しみ増えるここかしこ花芽膨らみ緑も覗く | 南 比左子 | |
葬らるる鶏インフルに数万の全う叶わぬ命せつなき | 馬見塚まり子 | |
返事など期待はせぬが猫に向き話しかけつつりんご剥きつつ | 山口 道子 | |
新風が心地よく吹く新年度古びた風習一掃願う | 大村 浩嗣 | |
しんしんと雪積み傾く家の庭咲ける椿は赤鮮やかに | 田中 洋子 | |
花見すれば「生きて桜をみています」茨木のり子の詩が浮かびくる | 榊原 紘子 | |
月面に降り立つようにふうわりと椀に着地す鍋の湯豆腐 | 木下 由香理 | |
歴史ある結城神社の神苑は枝垂れ梅咲き香りをはなつ | 大村 峯子 | |
春の雨紅梅ちらし潦(にわたずみ)薄紅色の千代紙模様 | 富田 麻予 | |
真夜中に襖カタカタ鳴らしつつ不連続線通り過ぎこし | 山下 喜美子 |
お問い合わせ
阿久比町文化協会事務局
電話: 0569-48-1111 内線1501
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