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あしあと

    阿久比短歌の会「風」作品

    • [更新日:
    • ID:5217

    阿久比短歌の会「風」

    七月歌会作品
    作品
    作者
    曾祖父の彫りし柱が残るとふ亀崎が持つ祭りの山車に
    講師 中野 富恵子
    時間かけグラブを膝で磨く子よ少年の頃を懐かしみてか

     木下 由香理
    翠雨後に葉先の雫はゆらゆれて五月の朝に風鐸つくる

     富田 麻予
    児等三人(みたり)花火見乍ら寿司食みし祭りの宵のなつかしきかな

     榊原 紘子
    早苗田に白雲浮かび匂いたつアマサギ飛来し静寂(しじま)破らる

     大村 浩嗣
    花散りて葉は勢いを増していくきれいと言われる重荷降ろして

     田中 洋子
    踊る祖母と背中合わせのひな女愛し阿久根佐潟にまつり継がれる

     馬見塚 まり子
    ラジオから二十四節気の芒種とは稲植う六月五日と言えり

     稲葉 富子
    祭りには父の作りし竹ようかん青竹の中に赤き寒天

     大村 峯子
    今日ひと日の平穏を謝し確かなる明日と信じて眠らんとする

     山口 道子
    春祭りコロナ禍癒えて久々に山車引き回され賑わい見せる

     南 比左子
    文化祭展示し終えて他を廻る暮らしの中の楽しみ並ぶ

     加藤 知足
    残年を思えば心慌ただし眼鏡一つを今日は贖ふ

     山下 喜美子

    お問い合わせ

    阿久比町文化協会事務局
    電話: 0569-48-1111 内線1501