ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

あしあと

    阿久比短歌の会「風」作品

    • [更新日:
    • ID:5217

    阿久比短歌の会「風」

    九月 定例歌会作品
    作品
    作者
    襠を当つる孫見る子のかほの安堵に少し混じる寂しさ講師 中野 富恵子
    子と孫と歓声あげて見る花火母の横顔赤く染めたり
     木下 由香理
    語りたき友いませばと思ふ時在りし日のまま夢に出(い)でたり
     榊原 紘子
    伸びる竹天突くごとく迷いなく世に愁いなどあるもんか
     田中 洋子
    ブルーベリーの数珠玉の如く重なりて紫深し枝えだにゆる
     南 比左子
    野球観て帰りの雑踏兄ちゃんは両手に弟しっかり握る
     大村 峯子
    激暑でも極暑でもなし名前ない四十度超の日は何と名付けよう
     稲葉 富子
    古歌に触れよしとよく見てよしと思(も)う訪える吉野に天武帝偲ぶ
    馬見塚 まり子
    床傷に光があたり思い出が影絵のように刻よみがえる
     富田 麻予
    蝉鳴き止み鈴虫鳴いて秋は来ぬ空のキャンバス何を描こう
     大村 浩嗣
    亡き人に伝える術なし山法師あなたの庭に満開ですと
     山口 道子
    冷房の居間に見飽きし水戸黄門悪代官をまた捕縛する
     山下 喜美子

    お問い合わせ

    阿久比町文化協会事務局
    電話: 0569-48-1111 内線1501