皆さまにおかれましては、輝かしい新年を迎えられましたこと、心よりお慶び申し上げます。
日頃より、阿久比町政そして、阿久比町議会に対する暖かいご理解とご支援、ご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、スポーツ界における若手の台頭やノーベル賞受賞、小惑星探査機「はやぶさ」の快挙等、明るいニュースはあるものの、若者の就職難にも見られるように日本経済は深刻な状況が続いており、また近隣諸国との領土問題、朝鮮半島の緊張の高まり等、非常に憂慮される状況であり、まさに内外とも難題が山積しております。
阿久比町におきましても、国家財政と同様に非常に厳しい状況であり、苦しい財政運営を余儀なくされております。加えて今日、地方行財政の運営には、時代の変化による構造的な環境変化が加速し、戦略的な政策形成と実行が一段と重要性を増しております。
このような状況のときほど、限られた財源を最大限効率的に使って、住民により高い満足感を与える工夫と知恵が必要となります。
私たち、町議会としましては、このような状況の中、時代を見据えた情勢分析に心がけ、町民の皆さまが住みやすいまち・元気なまちの実現のために効率的でより効果的な行政をめざし、町当局と切磋琢磨しながら力を合わせて町政運営に力を尽くして参りたいと考えております。
昨年の阿久比町議会を振り返りますと、各種条例・予算を審議するとともに、11件の意見書を採択するなど、鋭意努力いたしました。
また上水道第3供給点調査特別委員会、議会改革調査特別委員会、政治倫理審査会を立ち上げ、行政執行内容のチェックと議会・議員の適正化にも努力してまいりました。
地域主権が叫ばれている中、地方自治の根幹である二元代表制の一方の責任機能として、住民に直結し、住民を代表する議員の使命と責任は極めて重いものと考え、阿久比町の持つ地域の特性を踏まえた、よりよい町づくりのために、鋭意努力を重ねて行く所存でございます。
最後になりましたが、皆さまの更なるご支援、ご協力をお願い申し上げ、この1年が皆さま方にとりまして、健やかで、すばらしい年になりますことを祈念し、新春のあいさつといたします。