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(新済会)
出産・子育て支援施策の方向性は
子育てしやすいまちとして拡充を図る

 2024年の全国の出生数は、68万6061人で、1899年の統計開始以降、初めて70万人を割り込んでいる。
   1人の女性が生涯に産む子どもの数の平均である「合計特殊出生率」は1.15で過去最低を更新している。厚生労働省では、危機的状況と指摘している。
- 2024年の愛知県及び阿久比町の合計特殊出生率は。
 
 愛知県は1.22、阿久比町は暫定値1.39である。- 組織改革により、職員の配置換えをしたが、今後どのように出産・子育て施策を展開するのか。
 
 新たに「こども家庭センター」を保健センター内に開設し、各種専門職が妊娠期から子育て期までの様々な相談に対応しながら各種施策を進める。連携体制を他部署や関係機関、地域へと広げていく。- 地域子育て支援拠点である「あぐぴっぴ」は、利用等を含め、活性化されているか。
 
 毎年1万4,000人前後に利用されており、出生数や対象者数が減少しているが、利用者数に大きな変動はない。今後も季節を感じるイベントや、保護者がリフレッシュできる講座などを開催していく。
- スポーツ村を子育ての拠点として、どのようなプランがあるか。
 
 スポーツ村は、老若男女が交流できるにぎわいと活気がある「元気なまちづくりと交流の拠点」として、スポーツ村の整備基本構想を策定するので、その中でも検討していく。- 母子手帳アプリ「母子モ」をさらに拡張し、子育てに関する情報を集約できるよう改良する考えは。
 
 「母子モ」には、各種健診のお知らせや町から配信される子育て情報を受信できる機能がある。現在ある機能を最大限に活用し、より多くの情報を提供していく。- 今後、子育てのまちとして独自性を出して、阿久比町を町内外に発信していく手段は。
 
 限られた地域資源を活用しながら事業を展開し「子育てしやすいまち」という印象を持って頂けるようにシティプロモーションを続けていく。
通学路の安全・安心は
対策会議を通して必要な安全確保に努める

子育ての環境づくりとして、特に通学路の水路及び雑草対策、道路横断時の信号機や横断歩道の整備等、まだまだ安全・安心な通学を担保する対策は十分ではない。

- 通学路の安全・安心は、どこが管理すべきか。
 
 町では「阿久比町通学路交通安全対策会議」で危険個所について情報交換を行い、児童生徒の通学の安全確保に必要な対策を講じている。- 通学路の信号機や横断歩道等の設置の要請は、どこが認可を判断しているか。
 
 町通学路交通安全対策会議や地区からの要望をうけ、町から設置者に要望書を提出し、信号機、横断歩道は、愛知県公安委員会、カーブミラー、グリーンベルトは阿久比町や愛知県など道路管理者が設置の判断をする。- 通学路である矢高横川線のオアシス大橋東の東方にある三差路に信号機設置要望をしているが、設置の進捗が見えない理由は。
 
 町から、警察に対しこれまで5回要望している。設置は公安委員会が判断するため、理由について町は把握していない。
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