第207号 令和7年11月1日発行

新美加寿奈 議員

 令和8年度より、子ども・子育て支援金分として新たな税金が段階的に上乗せ徴収される。そのシステム改修を行う補正予算で、逆進性のある医療保険を財源とすることに反対。

 子ども・子育て支援金分を後期高齢者からも徴収するためのシステム改修である。社会保障削減が前提の子育て支援では期待を持てないため反対。

 障がい者施策の遅れ、保育格差、ホタル事業の停滞など課題は多く、平和事業に特段の新規取組もない。リニア負担金は時代遅れであり、滞納整理機構の厳しい取り立てが住民を追い詰めることも懸念し、反対。

 大府市では、18歳以下の子どもの均等割が一律9割減免となる独自制度を導入している。加入者が減少し続ける今、保険料の負担緩和と併せて、国保事業の社会保障制度としての姿を取り戻すよう求め、反対。

 基金と前年度繰越金を合わせると4億円を超える。厚労省は、年度繰越金や準備基金は本来、加入者に還元するべきものとしている。未使用分は、今、必要としている住民の介護支援や安心につなげるべきだと考え、反対。

 被保険者数は国保の被保険者数を上回り、現役世代の負担感が増し、世代間の分断を生んでいる。制度の構造的課題の見直しを求め、反対。