第156号 平成25年1月15日発行

新春のあいさつ 輝く未来へ 議長 勝山制

 新年、あけましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、輝かしい新年を迎えられましたこと、心よりお慶び申し上げます。

 日頃より、阿久比町議会に対する暖かいご理解とご支援を賜り厚くお礼申し上げます。

 さて、毎年恒例の京都の清水寺での1年の世相を漢字一文字で表すと、昨年は、「金」でありました。

 出口の見えない震災復興や長引く不況等何かと暗い話題が多い中、昨年は、「金環日食」での奇蹟の瞬間に日本中が固唾をのみ、オリンピックでの久しぶりの「金メダル」ラッシュに喜びを分かち合い、山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞のまばゆいばかりのメダルの「金」の輝きに、日本人の誇りを共有しました。

 さて、昨年、あわただしい師走に行われた総選挙により、政権が交代しました。難題が山積となっている日本丸の舵取りを国民は、新しい政権に委ねました。日本の再建に向けて、克服すべき諸問題を先送りすることなく、有言実行を期待いたします。

 現在、阿久比町におきましても、国家財政と同じく厳しい状況であり、苦しい財政運営を余儀なくされておりますが、住民に一番身近な行政として、住民の暮らしの安定と福祉の充実を推進していかねばなりません。

 私たち、町議会といたしましても、日々変化する住民の皆さんの価値観や多様化するニーズに応えるため、時代に即した情勢分析に心がけ、切なる要望や声に応えて行くことが使命であると認識しております。

 また、想定外と形容された東日本大震災から早、2年が経過しようとしております。

 しかし、原発問題も含めて復興には困難な道程が続いております。この地域も必ず起こると言われている東海・東南海・南海の3連動地震に備え、多くの尊い命が失われた被災地での教訓を胸に、自助・公助・共助の有るべき姿を確立しなければなりません。

 議会としましても、町当局へのあらゆる提案や提言を通して、住民の暮らしの安全に尽力する所存でございます。

 住民の視線に立った、開かれた議会であるためにも、住民の皆さまの忌憚のないご意見を議会に届け頂ければ、幸甚に思います。

 さて、本町も今年で町制施行60周年の節目の年を迎えます。幾多の歴史が刻み込まれた60年でありましたが、めでたく還暦を迎えるにあたって、ご尽力された数多くの町民の方々に改めて、感謝と敬意を申し上げます。

 この60周年を慶祝するとともに、「阿久比でよかった」と皆さまが実感される町づくりに心機一転、取り組む所存であります。

 おわりにあたり、皆さまの更なるご支援、ご協力をお願い申し上げ、本年が皆さまにとりまして、すこやかですばらしい年になりますことをお祈りし、新春のごあいさつといたします。