第127号 平成17年11月1日発行
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”阿久比谷虫供養“
愛知県無形民俗文化財
阿久比町有形民俗文化財
謂れ
阿久比谷虫供養は、融通念仏の始祖良忍上人の教えに始まり、古来から阿久比では「クヨ」と呼ぶ民族信仰の虫供養行事が行われてきた。
毎年9月23日(秋分の日)に町内13地区持回りで営まれている。
道場小屋
阿弥陀三尊佛(御来光佛)(右端)
往古阿弥陀佛(右から二番目)
山越阿弥陀佛(左から二番目)
十 王 絵 像(左端)
一番小屋
三尊阿弥陀佛
中央に阿弥陀佛、向かって右に蓮台を持つ観音菩薩、左に合掌する勢至菩薩が描かれている。
平安時代に往生要集を著した惠心僧都が描いたものと伝えられている。
今から、約260年前の元文年中からまつられている。
二番小屋
阿弥陀如来と二十五菩薩
念佛する衆生を護る25人の菩薩が阿弥陀佛とともにおいでになるお姿を京都四条の絵師藤本八右衛門慰が描いたもので、約300年前からまつられている。
三番小屋
阿弥陀如来と十六羅漢
釈迦牟尼佛を囲む16人の悟りを開いた高僧の姿を京都四条の絵師、藤本八右衛門慰が描いたもの。
今から299年前の元禄16年(1703年)からまつられている。
四番小屋
道 元 禅 師
曹洞宗開祖、道元禅師のお姿を、洞雲院大塚洞外師が描き、永平寺の北野元峰禅師が賛を書いたもの。
大正13年(1924年)からまつられるようになった。
五番小屋
文殊菩薩(右)
釈迦如来(中央)
普賢菩薩(左)
釈迦牟尼佛と脇侍の文殊・普賢の2菩薩を3幅に墨絵で描いたもの。
寄進された後長い間、道場に飾られなかったため御隠居御絵と呼ばれたが今から約270年前からまつられるようになった。
六番小屋
円 光 大 師
浄土宗開祖、法然上人のお姿を名古屋建中寺の到誉上人が描き、尾張藩主から寄進されたもの。
今から228年前の安永3年(1774年)からまつられている。
上人(1133〜1212年)は美作の漆間家の生まれで、15歳で出家、比叡山で学び43歳の時、浄土宗を開かれた。
円光大師と申し上げ、浄土真宗開祖の親鸞聖人はその弟子である。
七番小屋
一枚起請文
浄土宗開祖、法然上人の説かれた念佛の心掛けを名古屋建中寺の到誉上人が書写したもので、円光大師画像と共に掛けられてきた。
一枚起請文は上人がなくなる2日前に授けられたと伝えられ、念佛をすすめる文章である。
八番小屋
如意輪観音座図(右)
一切衆生の願いをかなえ、苦しみを救って下ださる観音さまのお姿を、京都在住の安沢阿弥画伯が描いたもの。
虫供養白描画軸(左)
虫供養の各小屋の様子を京都の安沢阿弥画伯がデッサンしたものを1幅に仕立てたもの。2軸ともに近年の寄進である。
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