阿久比中学校部活動の地域クラブへの移行に向けて
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阿久比中学校 学校部活動の地域クラブへの移行に向けて

部活動の現状
運動部・文化部合わせて、18種の部活動があります。異学年集団の活動を通じて、協調性、支えあう仲間づくり、心身ともに逞しく粘り強く取り組む姿勢を養うことを目的とし、希望入部制としており、932名の生徒が入部(入部率87.1%)しています。(令和6年5月現在)

国の動きと課題
これまで部活動は教職員の指導によって成り立ってきましたが、教職員の働き方改革や教職員の異動等により、必ずしも専門性や意思に関わらない教職員が顧問を担当するなど、子どもたちへの指導の継続性を維持することが困難で部活動の運営存続が難しい場面が見受けられました。
国からは、子どもたちに望ましいスポーツ・文化環境を構築する観点に立ち、地域の特性に応じた形で実施するよう提言があり、これを受けて、国の改革推進期間である令和7年度末に向けて、部活動を学校主体から、地域主体の地域クラブへ移行する方向で進んでいます。
町教育委員会では、部活動の意義を継承・発展させつつ、地域全体で子どもたちに望ましい活動の場を整備することを目的に令和5年度より予算を確保し、進めてまいりましたが、クラブ運営・指導者の成り手がなく、地域クラブの設立に苦慮している状況です。

地域クラブ移行に向けての方針
地域の専門的知見のある方々が、子どもたちへの指導に関わっていただき、子どもたちの技術・技能のより一層の向上を目指していくことで、学校外の活動であるものの、生涯にわたってスポーツや文化芸術の豊かに関わる力を養うことは、教育的意義を有し大切なことであります。
また、副次的な側面として、教職員の長時間勤務の解消等が推進されることは、子どもたちと向き合う余裕が創出され、質の高い教育が行われることが期待されます。
地域クラブによる新たな活動をするためには、施設の利用、指導者の関わり方などの諸課題を解決し、事業スキームを立案しなければなりません。中学校と協議しながら、まずは、令和8年9月末を区切りとし、土日の学校部活動に替わる地域クラブへの移行を目指してまいります。
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