つらい気持ちを抱えている方が周囲にいらっしゃる方へ(自殺予防)
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あなたに、できることがあります。
警察庁の自殺統計によると、毎年のように2万人以上の方が、自死によってこの世を去っています。
原因はさまざまですが、全国的には働き盛りの40~50代の方の自殺が目立ちます。
近年では小中高生等の若い世代の方も増えています。
早い段階でちょっとした本人の変化に気づき、社会や周囲の人の支えがあれば、自殺を防ぐことにつながります。
周囲が見守るうえでのキーワードは「気づき」「聴く」「つなぎ」「見守り」です。
いつもと違う様子はないか気にかけ、学校、職場、地域、家庭で見守りましょう。
「気づき」、「聴く」、「つなぎ」、「見守り」
(1) 「気づき」
いつもと違う様子はないか気にかけ、「おや?」と思ったら声をかけましょう。
☆こんなSOSのサインに気づきましょう。
・表情が暗くなった、笑顔が見られなくなった
・口数が減って元気がない
・周囲との交流を避けるようになった
・体調不良を訴えるようになった
・投げやりな様子やイライラしている態度が目立つようになった
(2) 「聴く」
人は話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になることがあります。何かアドバイスをしなくてはと思う必要はありません。まずは、親身になって話を聞きましょう。
(3) 「つなぎ」
気分の落ち込みが大きい時などは、メンタルクリニックや精神科といった専門医や専門機関へ相談することをすすめることも必要です。
(4) 「見守り」
悩んでいることをなかなか周囲に訴えられない人もいます。ちょっとした変化に気付けるよう、より注意深く見守る必要があります。
~大切な方を、自死で亡くされた方へ~
気にかけていたとしても、自殺を防げないことはあります。
同じ体験をされた遺族同士が集まり、自身の気持ちを語ることができる会があります。
詳細は、各会のホームページをご覧ください。
【個別の面接相談ができる場所があります】
▽愛知県精神保健福祉センター(予約制)
対象:愛知県内に在住で、大切な人を自死で亡くされた方
相談日:毎月第3木曜日 午後2時~3時30分
電話 052-962-5377(平日 午前8時45分から午後5時30分まで)
※必ず電話で予約してください。