今、子どもたちの食の問題として栄養の偏り、不規則な食事、肥満や生活習慣病の増加、過度の痩身願望が生じています。国は食育基本法を施行し、子どものうちから望ましい食習慣を身に付けるよう食育を進めています。
子どものときは、食べたいもの、好きなものを増やす環境が大切です。そのためには、親も一緒になって食べ物の種類を増やして、「自分は大きくなったのだ」という子どもの喜びを応援してあげましょう。子どもは、大人と同じものを食べられるようになるのがうれしいのです。
また1人で食べるのではなく、一緒に食べたい人がいる子どもに育ってほしいものです。一緒に食事をする親や友だちがいるという満足感を持つことは、愛情や信頼感が育つことにもつながります。
食事作りにも参加させましょう。食べることと食事を準備することが結びつけば何よりの「食育」です。
さらに、食べ物を通じて人と話すことができれば、会話もはずむことでしょう。
このようなことは日常何気なくやっていることですが、子どもが食の大切さを自然に意識できるように接したいものです。 |