広報 あぐい
2007.01.01
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幼・保・小・中一貫教育プロジェクト

方向性(2)

□問い合わせ先  学校教育課 TEL(48)1111(内202)

保育園体験研修を行う小学校教諭

今回から、5つの部会から報告された内容を掲載していきます。

今回は幼児教育研究部会です。


1.目指す6歳児像

阿久比町8保育園・1幼稚園年中年長児の保護者と全保育園保育士・幼稚園教諭を対象に行った実態調査(平成18年2月実施)から次のように設定しました。

(1)基本的生活習慣を身に付け、自分から進んでできる子ども
・進んであいさつや返事をする。
・食事のマナーを身に付け、好き嫌いをしないで食べる。
・早寝早起きの習慣を身に付ける。
・手洗い・うがい・歯みがきの習慣を身に付ける。
・自分で衣服の着脱をし、必要に応じて調節する。
・遊びに使ったものを片付け、自分の持ち物を整理する。
(2)いろいろなものに興味や関心をもち、友達と意欲的に遊ぶ子ども
・友達とルールを守りさまざまな遊びをする。
・自然や身近な事物・事象に関心をもち、生活や遊びに取り入れたり工夫したりする。
(3)人の気持ちが分かり、自分の思いを言葉で伝えられる子ども
・人の話を注意して聞き、自分の考えや気持ちを相手に分かるように話す。
・「絵本」や「お話」を楽しむ。
(4)人や自然とのふれあいの中で、命の大切さが分かる子ども
・身近な動植物を大切にしたり世話をしたりする。
・危険なことが分かり、約束を守って安全な生活をする。

2.追求する課題


幼・保・小・中作品展(阿久比中学校体育館)

実態調査や分析から、課題を次の4つに絞り込み、調査・研究・試行を行いました。

(1)1歳から5歳までの各年齢ごとの目指す姿

(2)小学校と保育園・幼稚園との連携の在り方

(3)保育園、幼稚園の連携の在り方

(4)保護者への啓発と連携の在り方


3.課題解決に向けた提案・提言

次の5つの提案・提言がされました。

(1)目指す6歳児像に向けた保護者・園の働きかけや指導の充実を図るため、指導マニュアルを各校・園に配布する。また、園児の各家庭には掲示用のものを作成して配布する。

(2)入門期カリキュラム・交流カリキュラムを作成し、平成19年度から各校の実態に合わせて実施する。

(3)本年度の試行(10月〜11月)を踏まえ、親子ふれあい読書キャンペーンを実施する。

(4)保育士や幼稚園教諭による小学校学習指導補助を行う。また、小中学校・幼稚園教諭の保育園体験研修を行う。

(5)幼稚園・保育園の職員交流の充実を図る。

□問い合わせ先
学校教育課 TEL(48)1111(内202)


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