広報 あぐい
2007.01.01
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新年のごあいさつ

阿久比町長 竹内 啓二

 

新年明けましておめでとうございます。

輝かしい新春を迎えられたことと思います。皆さまのご清祥をお慶び申し上げると共に、ますますのご多幸をお祈り申し上げます。

私は昨年11月26日の町長選挙におきまして、町民の皆さまの温かいご支持により当選させていただき、町長としての2期目を務めさせていただくこととなりました。町政を預かることの責任の重さと、使命の重大さを痛感し、身の引き締まる思いで新年を迎えました。町民の皆さまの意見を誠実に受け止め、町民の福祉の向上と、阿久比町の発展のために、全力を挙げて職務に取り組んでまいります。

少子高齢化が進み、家族の価値観や地域の絆など社会事情の変化が、新たな問題を生み、住民や社会が行政に求める内容も多様になっています。そこで私は次のような町づくりを進めていきたいと思います。

1つ目は都市型生活と自然が共生するバランスのある町づくりです。

緑と阿久比川水系の水と土を守り、自然環境が良好な中で、社会基盤整備の充実した利便性のある都市型生活のできる町づくりに努めます。

2つ目は災害に強い安全な町づくりです。

町民の生命と財産を守ることを、行政の第一の使命と考え、防災と防犯対策の充実に努めます。

東海、東南海、南海地震に備え、早急に学校の耐震化を進め、災害時の飲料水確保に向けての整備など、地震対策に取り組み、地域の防犯活動や防犯パトロール体制も強化します。

3つ目は安心して暮らせる安らぎのある福祉の町づくりです。

子育て支援では、子育て支援センターの設置など子育ての環境充実に努め、教育では幼・保・小・中一貫教育プロジェクトを推進し、学校、家庭、地域全体で子どもを育てていこうと考えています。

高齢者支援では、1月から開設する地域包括支援センターを活用し、健康で自立して暮らせる高齢者のための「明るく活力ある高齢者社会」を目指します。

4つ目は社会基盤の充実した利便性のよい町づくりです。

利便性のよい町づくりには、生活道路と幹線道路の整備促進が欠かせません。安全のためにも歩道設置を進め、交差点改良などにも取り組みます。

5つ目は健全財政に努め、町民との協働による町づくりです。

行政の無駄を省き、行政コストを抑えて、第3次行政改革を推進します。安定した自主財源の確保に向けて、企業誘致などを進めていきます。

パブリックコメント制度を導入し町民の皆さんの意見を参考にして、行政の意思決定に反映させていこうと思います。自主防犯や自主防災活動では、自発的に行動する方が増えてきました。このことは自分の町は自分たちの手によって作っていこうとする意識の表れです。

町民の皆さんに町づくりに参加していただき、皆さんと一緒になって協働して町づくりを行っていきたいと考えます。

阿久比町も昨年の11月1日に人口が25,000人となりました。日々の生活において、町民一人ひとりが相手のことを思いやり、人と人が支え合い助けあって、共に生きていける安らぎのある町にしていきたいと思います。

「誠実一路」。この“ことば”が今の私の気持ちです。町政の舵取りを任され、2度目の大海原へ出航の時。初心を忘れることなく職務に励んでいきます。一路目指すべきもの、それは「町民の幸せ」です。まじめで真心がこもった気持ち、つまり「誠実」な舵取りを行えば必ずや目指すべきものに到達することと思います。

阿久比町は歴史・文化・自然に加え、都市近郊の利便性に優れた魅力的な町です。これらを生かしながら、夢と希望にあふれたさわやかな住みよい町づくりを目指し「一路」邁進してまいります。

終わりに、皆さまのご健勝とご繁栄を心からお祈りいたしまして新年のごあいさつといたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



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