■保険給付費の増加に伴う県納付金額の上昇や被用者保険の適用拡大に伴う国保被保険者の減少等を踏まえ、保健事業の実施や県納付金を賄うための歳入を確保するため、愛知県が示す標準保険料率にあわせるよう条例の一部を改正。
新美加寿奈 議員
この改正で、おおむね一人当たり467円(0.4%)の増額と、また保険税が上がる。令和7年度予算見込みでは、国民健康保険の被保険者4003人に対し、後期高齢者医療制度の被保険者は4751人と750人近く上回り、高齢化社会が生み出した社会保障制度の歪みを受け、国民健康保険の運営自体が厳しくなってきている。国、県、町の連携で構造的な問題に取り組む必要がある。一つ目に、全国知事会も国に訴えている「1兆円の公費投入」、二つ目に、愛知県の独自補助拡充を町から求めること、三つ目に、町でできることとして決算補填等目的以外の一般会計からの繰り入れを求め、反対する。
■機構改革による「町民のための新たな組織づくり」と「夢ある未来へのまちづくり」に主眼を置いた予算編成。
【主な事業内容】
・子育て支援として「保健こども課」の新設及び「こども家庭センター」の設置。
・大規模災害に備え、罹災証明書の発行に必要な住家被害認定調査を円滑に実施できるシステムの導入。
・指定避難所である阿久比中学校体育館に空調設置。
・阿久比スポーツ村の陸上競技場のトラック改修及び天然芝生化改設工事。
・スポーツ村全体の将来像を描き、現在抱える様々な課題の解決に向けて、整備基本構想の策定。
瀧塚 政明 議員
「夢ある未来へのまちづくり」を主眼に置き、機構改革による新たな体制で「夢ある新しい阿久比町の実現」を目指した各種施策を実現するため、限られた財源を効果的・効率的に配分されたものとなっている。
子育てに関する伴走型の相談支援。妊婦支援給付金制度の創設。子ども医療費助成。4小学校でコミュニティ・スクールの立ち上げ。GIGAスクール構想第Ⅱ期への取り組み。阿久比中学校体育館への空調設置。阿久比駅周辺整備事業など、これからの阿久比町の未来を見据え、将来に備えた予算編成であると評価し、賛成する。
鈴村 算久 議員
この予算は、町民にわかり易い行政サービスや利便性の向上を進め、より効率的な行政の運営を目的としている。そのために、機構改革を実行し4つの課を新設することで、全庁的な専門性の向上や改革機会の促進をめざす。
本町に必要な各種事業がうまく盛り込まれており、「夢ある未来へのまちづくり」を実現する予算と評価し賛成する。
新美加寿奈 議員
限りある財源状況の中、交付金等を活用され、住民の生活をそつなく守る予算配分である。物価高騰が暮らしを追いつめ、より一層の暮らし応援予算が求められるなか、住民の命や福祉の増進につながる総務費、民生費、教育費等の必要な増額を評価する。スポーツ村の将来計画や施設整備についても、町として方向性を見出し動きはじめることを前向きに捉え賛成する。
新美加寿奈 議員
この予算案が本定例会の議案第22号に基づいた税率で計上されているため。住民の生存権を守れる制度への転換を求めて反対する。
新美加寿奈 議員
繰越金と介護給付費準備基金の住民一人あたりの保有額が、令和5年度決算ベースで県内4番目に多く6万2千円以上と貯めこみ過ぎであるといわざるを得ない。多くの住民が、医療・介護・年金に不安を抱えているなか、県内20自治体以上で実施されている低所得者減免制度化で少しでも不安を取り除くことを対案に反対する。