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(志雄会)
地震時における上水道対策
令和10年度までに大幅に改善
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能登半島地震での断水がまだ完全復旧していない。水道管の被害状況は、東日本・阪神淡路と比べて能登半島が突出している。
能登半島とよく似た地理的条件の知多半島5市5町の令和4年度水道施設耐震適合率は下表のとおり。
- 耐震適合率の改善計画。
令和5年度に地震ハザードマップや液状化リスクなどを検証し、耐震性能を有していると判断できる管口径200㎜以上における、最新の耐震適合率は66%になる。更に現在八ケ谷配水場から役場付近までの耐震管更新工事を進めており、令和10年度までに工事完了すれば耐震適合率は75.2%となる。
- 近隣市町との支援協力体制。
半田市及び東浦町と水道水を融通できるよう緊急連絡管を設置し、災害時等緊急連絡管に関する協定を締結。町内の配水場には、愛知県営水道から直接給水を行うための緊急連絡管を設置し、緊急連絡管の使用等に関する協定を締結。
また災害時には、県内の水道事業者が応援活動を相互に行うことになっている。- 住民が操作できる「地下式給水栓」の設置計画。
地下式給水栓の設置計画はないが、水道施設の耐震事業を進め、耐震性が確保できる地域から給水栓の設置を検討する。現在、応急給水が可能な飲料水兼用耐震性貯水槽をエスペランス丸山に設置している。また地上式応急給水栓を宮津地区の公園に2基設置している。
- 飲料可能な井戸。
協力井戸は生活用水に限定している。地震前の水質検査で飲料可能であっても、地震後に飲料可能とはかぎらない。
福祉避難所とボランティア宿泊施設
英比学区以外でも福祉避難所を検討する
独居高齢者・障がい者・避難行動要支援者のために福祉避難所が必要である。阿久比町には「阿久比一期一会荘」「パスピ・98」「ひらめき2%」の3ケ所がある。
- 英比地区に集中しているが各小学校区に1ケ所以上設置する計画。
内閣府のガイドラインに沿って福祉避難所を指定している。福祉避難所を必要とする人は今後も増加することがみこまれる。すべての小学校区への設置は望ましいが、設備基準や施設の意向があるため、小学校区にこだわらず設置を検討する。
- スポーツ村交流センターを防災ボランティアの宿泊施設として活用。
スポーツ村は大規模災害が発生した時、県内外からの応援を受け入れる活動拠点としているため、自衛隊・警察・消防など応援隊の利用が最優先となる。
交流センターには、現在宿泊施設として利用されていないが、過去に宿泊に利用されていた部屋があるので災害ボランティアの宿泊場所としても活用できると考えている。
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