第202号 令和6年8月1日発行

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竹内 卓美 議員

竹内 卓美 議員(新進会)

交流センター・阿久比スポーツ村
整備と今後の展望

再整備計画確定までは
必要最低限の改修にとどめる

   …町長   …副町長   …教育長    
  …総務部長   …民生部長   …建設経済部長   …教育部長
 交流センター取得時は、交流センターの利用方法に関しては「時間をかけて検討していく」としていたが、1年も待たず一部施設の利用が可能になったのは評価するが、反面、施設の利便性の悪さ、安全策が追いついていない。更に、交流センターの具体的な活用方法、スポーツ村全体の構想も示されていない。令和4年第2回定例会で「交流センター・阿久比スポーツ村の有効活用」について一般質問した。2年が経過し、整備がどのように進んでいるのか確認すると共に、策定された再整備計画で交流センター・スポーツ村が安全で利便性が良く、魅力ある施設として、どう整備が進むのか伺う。
 交流センターは令和4年、一部施設で利用が開始されて以来「全ての町民が集い交流できる憩いの場所として整備する」との大目標は示されているが、具体策は示されていない。令和5年度予算に阿久比スポーツ村再整備計画策定業務委託料866万3,000円が計上され、5月の議員懇談会で、再整備計画が示されたが、目新しいものは無く、具体策も示されていない。なぜ、このような具体策のない再整備計画なのか。
 交流センターは、元来、診療所であったため、公共施設に求められる機能性に劣る。このため、再整備計画には設備更新に加え、検討項目が多岐にわたることになり、実現可能性を結論づけるまで検討が不十分であった点が要因である。不足した内容は、担当部署にてブラッシュアップする。その間は、施設の老朽化対策、機能維持に必要最小限の改修にとどめる。
 今回の再整備計画では、スポーツ利用以外での高齢者、障がいをお持ちの方、子育て世代、児童・生徒、祖父母と孫などには触れていない。第6次阿久比町総合計画の体育館・プールも方向性が見えない。スポーツ利用以外での活用方法、体育館・プール建設はどのような考えなのか。
 白沢ホタルの里鑑賞会で併催していた灯籠は、新たな観光資源の発掘としてスポーツ村をひとつの候補地として検討する。「結びの市よりみち」においては、来場者に施設の知名度を上げる企画を立案する。体育館は、令和3年に策定した「体育館建設を考える町民会議」の報告を受けて、財政状況から直ちに建設することは難しく、当面は交流センター体育室を利用し、温水プールの再稼働を進めている。
 令和4年第2回定例会の質問「陸上競技場でのフットサル競技の使用」「予約なしで、いつでも自由に使えるストリートバスケットやミニサッカーなどの気軽に楽しめるスポーツの活用」「スポーツ村ウォーキングコース整備」の調査・研究、検討の進捗状況。
 フットサルは陸上競技場での利用は問題ない。体育室では、高さの調整できるバスケットゴールに変更し、コートも現行規格に合わせ、利用者拡大に努めている。ストリートバスケット・ミニサッカーは、ゴールの設置場所や器具・防犯などの問題を引き続き検討する。ウォーキングコースは、3コースあり消費カロリーや所要時間、距離表示など気軽にウォーキングできる環境となるよう検討を続ける。
 循環バスアグピー号の、交流センターへの停留所移転の結論は出たのか。
 スポーツ村歩道整備工事が終了し、受付やトレーニングジムが交流センターへ移転した後と考えている。
 2026アジア競技大会のサッカー競技練習会場誘致を目指しての、陸上競技場の芝張替え工事等を予定しているが、芝張替え工事等が大会練習場誘致のためだけの施策であってはならない。誘致のために予算を使ったスポーツ村全体の活用方法を伺う。
 公式試合や近隣自治体と協力し、大会会場として開催を目指し、観客動員を募り、賑わいのある施設とすることを検討する。また、アジア大会の練習会場として採択された際には、その実績をいかし、利用者増・リピーター増を図る。

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