第201号 令和6年5月1日発行

新美加寿奈 議員

 なんらかの理由でマイナンバーカードを作れない、または作らない方がいる中で、紙の保険証が廃止される予定の12月2日までにカード保有率100%となるとは思えず、デジタルトランスフォーメーション推進計画の目指すべきビジョンである「多様な幸せを実現できる社会〜誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化〜」からは程遠いと考えるため反対する。

新美加寿奈 議員

 住民の生活を圧迫するような、大幅な増税である。加入世帯のうち、無職・低所得世帯が多くを占め「もう払えない」という声がすでにあがっている中で、支払い能力をこえるような更なる増税では憲法第25条にある全ての国民の「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を侵害しかねない。滞納者が増えることも懸念されるため反対する。

新美加寿奈 議員

 今回の改定で、基準額は月々4,780円から4,990円に210円の引き上げとなり、そのこと自体は賛同できかねるが、介護保険準備金の6割近くを取り崩すことで、近隣市町と比較しても、その上昇幅が抑えられている。その決断を大いに評価し、3年間でしっかり使い切ることにも期待して賛成する。

新美加寿奈 議員

 「平和のまち宣言」に関連した新規事業がないことは非常に残念だが、賛成理由の一つは、障がいのある方や社会的弱者といわれる方への合理的配慮の提供が徐々に広がっていること、二つは、子育て・教育分野に住民の声が届き始めていること、三つは、まちづくりの方針の多様化とホタル(自然)保護の観点。ボトムアップ町政への変化の兆しを感じられるため賛成する。

廣瀬 実 議員

 昨年に引き続き「夢ある未来へのまちづくり」に主眼を置き、施政方針で述べられたとおり、子育て支援・教育分野・災害対策・防犯対策・観光資源・阿久比駅周辺整備等阿久比町の未来を見据え喫緊の課題にも対応し、限られた財源を効果的・効率的に配分され、将来に備えた予算編成であると評価する。

鈴村 算久 議員

 町制70周年記念事業の成功を基に、新年度は「夢ある未来へのまちづくり」を推進するために、総額106億9,200万円の過去最大の予算である。
 その内容は、自治体DX推進、重層的支援体制整備推進、温室効果ガス削減、阿久比駅東側の新たなアクセス道路の整備、学校環境改善や施設の防災機能の強化、阿久比スポーツ村の整備などがうまく盛り込まれている。
 限られた財源を効果的に配分して未来を見据えた予算であるので賛成する。

新美加寿奈 議員

 令和6年度の加入者数4,512人に対して、2割、5割、7割の各種軽減措置を受ける方の合計は2,654人と、6割近くの人が正規の金額を払えないでいる。
 また、現役世代の負担も大きく、保険料を納める主体と、医療費を使う主体が分離しているという課題も残されており、制度を見直す必要があるため反対する。