第196号 令和5年3月1日発行

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都築 清子 議員

都築 清子 議員(公明党)

田中町長の「新しい阿久比町施策」

令和5年10月〜高校3年生まで入院費助成

… 総務部長 … 民生部長 … 建設経済部長 … 教育部長

 コロナ禍や世界情勢の変動により経済が低迷。各自治体の様々な力が試されている。田中町長公約のうち、未来を担う子どもたちへの施策。
 「生きる力」を身につけた児童生徒の育成。
 ①知識技能習得を目指すため最先端教育環境を整える。
②子どもたちの悩みを真剣に受け止める体制の構築。
③健康と体力の向上のため、栄養バランスのとれた給食の提供と中学部活動を「地域部活動」へ移行することを検討。
 高校3年生まで医療費助成拡大。
 令和5年10月診療分から前倒して実施すべく、来年度当初予算に準備経費及び助成費用を盛り込むよう進めている。
 通院分の助成は、多額の費用が必要となるが、将来実施できるようにしたい。

妊娠〜育児期の切れ目のない支援

保健師による全戸訪問で面談実施

 政府の「出産・子育て応援交付金」の目的は、妊娠期から「伴走型相談支援」と「経済的支援」を一体的に実施し、すべての妊産婦が公的支援につながる機会を確保。出産準備にあたっての出費等、経済的負担を軽減していくことである。
 事業開始時期。
 令和5年2月1日の事業開始を予定。令和4年度の遡及適用者に対応し、事業開始日以降は、面談とアンケートを行った上で、出産応援ギフト及び子育て応援ギフトを支給。
 「経済的支援」の手法。
 各ギフト5万円ずつ、合計10万円は現金支給を予定。
 今後は、県における広域的なクーポン事業の実施等を要望していく。
 「伴走型相談支援」体制。
 妊娠届出時と乳児家庭全戸訪問時には、保健師による面談を全ての方に既に実施。
 「子育てスタート!ラポール」事業で相談支援体制は整っている。

9価HPVワクチン定期接種化対応

対象者へ個別通知と保護者へ配信

 子宮頸がんの発症予防を目的としてのHPVワクチンは2価と4価。これらより高い感染予防効果があるとされる9価HPVワクチンについて、厚生労働省は今年4月1日から定期接種とする方針。子宮頸がんのほか、肛門がん、陰茎がんなどの感染予防にも効果があるとされている。
 今年度の接種率と再勧奨後の住民の反応。
 定期接種対象者574人のうち、令和4年12月31日までの接種者は55人で接種率は9.6%。再勧奨後は、ワクチンの安全性についての問い合わせ等が数件あった。
 9価HPVワクチンの定期接種化に伴う対象者への周知方法。
 HPVワクチン接種を実施している町内医療機関へ、9価ワクチン接種の取り扱いを依頼し、接種機会の増加に努めていく。対象者への個別通知に記載するとともに、小中学校保護者向けのメールサービスを利用しての配信や広報あぐい及び町ホームページで知らせる。
 男性への4価HPVワクチン接種費用の助成。
 男性の4価ワクチン接種も任意接種が可能となったが、他にも任意接種できるワクチンがあり、それら全てに町が助成をしていくことは、財政的負担から難しい。

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