1月23日に総務建設委員会を、24日に文教厚生委員会を行い、それぞれの委員会に付託された議案の詳細な説明を受け、質疑を行った。
主な質疑は次のとおり。
阿久比町職員の定年等に関する条例の一部改正
- 民間企業では70歳までの就業を確保するという努力義務がある。本町は70歳までの就業をどう考えるか。
- 国家公務員は65歳となっているため、町独自で再任用制度を設けるのは難しい。会計年度任用職員制度に定年はなく、職務遂行能力があれば何歳でも働いていただくことは可能である。
- 定年延長を行うと採用人員が減少、あるいは昇進の機会が減ったりして組織の新陳代謝が弱まり活性化も懸念される。採用計画はどう考えているか。
- 質の高い行政サービスを安定的に確保し提供するために定年の引き上げ期間中においても、一定の新規採用職員を継続的に確保することが必要である。現行制度の定年退職の年齢である60歳になった職員数を考慮し、新規採用を考えている。
- 早期退職制度のある企業もある。退職金に対し割増した金額を出す制度であるが、こういった制度を町独自で行う考えはあるか。
- 本町が現在加入している愛知県市町村職員退職手当組合では早期退職募集制度があり、支給率が定年退職と同率で計算され、さらに給与月額が割増しになる制度がある。現在募集はしていないが、制度を活用できるよう検討を進めていきたい。

(副委員長 山本 良輔)
令和4年度阿久比町一般会計補正予算(第10号)
- 民間保育所運営事業費、保育所等整備補助金、民間1園とはどこか。
- SAKURA保育園。
- SAKURA保育園の補助金、全体事業費はいくらか。また、国庫補助金、町・保育所の負担分はどのような内容か。
- 全体事業費が50万6,220円、国庫補助金は1/2が上限で25万3,000円、事業者が1/4負担となっている。
- 学校環境整備事業で、英比小学校が3クラス増となっている要因は何か。
- 学校選択制を行っており、来年度4年生2クラス、5年生1クラス増える予定。
- 学校選択制を採用して良かったと思うが、行政としてどのように評価しているのか。
- 東部小学校が千人を超える異常な事態で、校舎も増築し、その分学校も大変であったが、陽なたの丘地区の皆さんが、英比小学校に移っていただいた部分は、学校運営をする意味では、大変良かったと思う。

委員会閉会後、令和5年度から令和7年度末を目途に実施される、休日の中学校部活動の地域移行に関する勉強会を実施した。
町としては令和5年度、3年生が部活動を引退した後の、9月より順次地域移行を実施できるように準備を進めているという。受け皿となるスポーツ団体・指導者の確保、保護者の費用負担の考え方等、課題は山積み。
教育の町「阿久比」を目指す田中町政として、どのような対応をするのか、委員会として注視しながら、課題解決には協力していきたい。
(副委員長 竹内 卓美)