第196号 令和5年3月1日発行

 令和2年9月議会において7名の委員で設置され、都市計画道路の進捗及び現状の課題を調査・研究し計画の早期実現を目指すこととした。11回の委員会活動を報告し、終了とする。

〈都市計画道路名古屋半田線〉

 町内延長約6㎞・未整備区間約0.6㎞

 令和4年5月23日の住民説明会において、県は順調に進んで7年後の開通を目指しているとし、東浦・阿久比工区としては、出来るところから進めたいとの意向である。また、阿久比町内が先に完成しても県としては部分開通を行わないとの見解である。しかし、当委員会としては高根台地区住民の生活道路としての機能を満たすには、部分開通も必要だと考えており、今後、住民の意向を踏まえた調整が重要となる。

〈都市計画道路矢高横川線〉

 町内延長約4㎞・未整備区間約2.3㎞

 この都市計画道路を推進するためには、現在阿久比町東西のふたつの土地改良事業がネックとなっており、その進捗状況が深く関わっている。そのため引き続き、県・町・地元・地権者が一体となって事業推進を図っていく必要がある。なお、未整備区間のうち、隣接する半田市にまたがっている区間において、市町境にズレが生じており、不整合解消を図るため、都市計画決定の変更が進められている。

〈都市計画道路環状線〉

 町内延長約2㎞・未整備区間約1.4㎞

 環状線については、これまで多くの一般質問がされているが、答弁は計画当初より野崎交差点は平面交差であると終始しており、全く進展がみられていない。

 野崎交差点の交差方法については利便性、周辺の土地利用を考慮して、

①立体交差。

②周辺の土地のかさ上げを行い平面交差とする。

③環状線の側道で取り付ける。等の案を県と緊密に連携し検討していくことが必要である。
総合的に勘案して、環状線と名鉄河和線の交差方法は、道路オーバーとするのが現実的と思われる。

(委員長 山本 良輔)

 議会だよりのさらなる改善を目指し、全国の優良表彰対象になっている2町のノウハウを視察

神奈川県足柄上郡開成町 広報広聴常任委員会

・平成23年 特別委員会から常任委員会に移行。

・ICTをフル活用し、伝える内容に応じ、一枚のタブロイド版とwebサイト「動画」で、迅速に伝える内容を分けて作成している。

埼玉県比企郡小川町 議会広報特別委員会

・「6つの約束」をかかげて編集方針としている。

①読みやすい文字:行間は広めにとり、ユニバーサルデザインフォントを使用。

②優しい表現:難しい言葉はわかりやすく、専門用語には解説をつける。

③見やすい紙面:大き目の見出し文字、適度な余白など見やすいレイアウト。

④親しみあるデザイン:若い方にも手にとってもらいやすく。

⑤皆さんの声を大事に:町民に登場してもらう場面を増やす。

⑥色への配慮:多様な色覚を持つ方にとって読みやすく。

 これらを参考に「読みやすい、新しい議会だより」の作成に取り組んでまいります。

(副委員長 小柳みゆき)