約10年ぶりに阿久比に戻り、3年が経とうとしています。住んでいた時には「あたりまえ」だと思っていたことが、実は阿久比らしさだったことに、暮らす中で気づかせてもらっています。その一つが、地区の子ども囃子です。
阿久比地区では小学校新3年生になると、囃子保存会のみなさんと一緒に笛のお稽古をします。小学生の頃からお祭りで笛が吹けるのがとても楽しみで、春のお祭りの時期にはワクワクしたものでした。
今年、初めて笛を手にする子どもたちに、お囃子を伝えるお役目をいただきました。子どもの頃は、教えてもらえるのがあたりまえだと思っていたことが、教える身になって、なんて根気のいる大変なことなんだろう……と当時教えてくださった保存会のみなさんや、練習の場を整えてくださった子ども会のみなさんへの感謝の気持ちでいっぱいになりました。
お祭り当日、一生懸命練習したお囃子を披露する子どもたちの晴れ姿は、頼もしく、どの子も輝いてみえました。これからも脈々と伝わる文化や歴史のバトンを先輩方から受け継ぎ、時代を経ても、変わらず続けられるよう、その役割を担えたらと感じる機会でした。
議会だより200号を発刊するにあたり、50年の長きにわたりご苦労された先輩方に御礼を申し上げます。
また、今号の編集作業を通じて、チーム全体の協力や創造力がいかに大切かを再認識しました。一人ひとりの貢献が、200号の議会だよりを生みだす原動力となりました。
読者の皆様のおかげで、私たちはここまで来ることができました。これからも、よりよいコンテンツを提供してまいります。議会だよりは地域社会との絆を深め、よりよい未来を築くための情報発信を続けてまいります。今後ともお手に取って頂きますようお願い申し上げます。
（山本 良輔）
| 委員長／新美三喜雄 | 副委員長／山本 良輔 | |
| 委 員／鈴村 算久 | 委 員／竹内 啓視 | |
| 委 員／新美加寿奈 | 委 員／廣瀬 実 |
