第200号 令和6年2月1日発行

 あけましておめでとうございます。

 皆さま方におかれましては、令和6年の輝かしい新春を、ご家族と共にお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。

 平素は、町議会への深いご理解と、議会活動に対する温かいご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 私は、令和5年5月に行われました臨時議会におきまして、議員各位のご推挙を頂き、議長に就任いたしました。微力ではございますが、その責任の重さを自覚し、町民の皆さま方と議員各位のご協力を賜り、阿久比町の発展のために全力を傾注してまいります。

 令和5年の世相を表す漢字は「税」でした。文字通り一年を通して、財源確保に向けた増税論や定額減税の提示、インボイス制度の開始やふるさと納税のルール厳格化など、国民が関心を寄せる「税」に対する様々な話題が続いたことからすればうなずけます。

 私の場合は、一つの区切りとなるような節目の機会にめぐり合わせた一年であったことから、「節」と表現します。

 議長就任もその一つです。他には、新型コロナウイルス感染症が収束に向かったことです。国難とも言われたこのウイルスによる「緊急事態宣言」が発出されて以来、3年超えの5月8日に感染法上の位置付けが2類から、季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられました。これに伴って、社会活動の制限や制約が大幅に改善され、コロナ禍前のように各種行事やイベントの再開、マスク着用の自由化など、個人の選択を尊重する自主的な対応へと転換されました。

 もう一つの節目は、令和5年1月1日に町制70周年を迎えたことです。令和5年度は、「笑顔でかける未来」をテーマに、様々な記念行事が行われています。それらを通して、町民の皆さま方といっしょになってお祝いムードを満喫できたことは大変印象深く、私自身の脳裏に焼き付いています。

 さらに、令和5年は、阿久比町議会議員選挙が行われ、議員の顔ぶれも新しくなりました。選ばれて議員となったからには、住み続けたい町、よりよいまちづくりに向けて描いた抱負の実現や、多様化する住民ニーズに応えるべく様々な課題に向き合う姿勢、覚悟が必要だと考えます。そして、それらが日々の議員・議会活動に活かされなくてはなりません。

 迎えました令和6年は、「辰」年です。その由来から、「新たな始まり」や「チャンス」の年として期待されています。議会といたしましても、時代の変化を的確に捉え、柔軟に対応できる機関として魅力あるまちづくりをめざしてまいります。

 結びに、本町の限りない発展と、町民の皆さま方のご健勝とご多幸を心からお祈りし、新年のあいさつといたします。