エキノコックスについて
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エキノコックスについて
平成26年3月、平成29年4月に阿久比町で捕獲された野犬が、犬のエキノコックス症と診断されました。
その後、愛知県では、知多半島地域で捕獲された野犬の糞便を、エキノコックスの虫卵の有無を確認するため、県衛生研究所で顕微鏡検査を行っています。
- エキノコックスは、もともと北海道のキタキツネにいる寄生虫の名前です。主に、キツネや野ネズミに寄生しています。
- エキノコックスの幼虫が寄生した野ネズミを食べた犬に、エキノコックスの成虫が寄生することがあります。
- エキノコックスに汚染された食物や水などを、人が偶発的に飲み込むことによって感染します。
- 一般的に症状が現れるのは、感染してから10年前後です。
- 人の体の中では、主に肝臓や肺に寄生し、肝不全などの障害を引き起こすことがあります。
- 適切に予防すれば、人への感染を心配する必要はありません。また、人から人への感染もありません。

注意点
- 野山に出かけ、帰ったときはよく手を洗うこと。
- 野犬や野生動物にはむやみに触れないこと。触れた場合は、よく手を洗うこと。
- 衣服や靴についた泥はよく落とすこと。
- 沢や川の生水は飲まないこと。
- 山菜や野菜、果物等はよく洗ってから食べること。
- 犬の放し飼いをしないこと。犬の糞便は適切に処理すること。散歩中の拾い食いに注意すること。
生息する野犬やキツネ等の野生動物に接触したことがある方、野ネズミを食べたことがある犬の飼い主の方など、エキノコックスの感染が心配な方は、かかりつけの医療機関等にご相談ください。
また、飼っている犬へのエキノコックスの感染が心配なときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。
エキノコックスに関する相談は、最寄りの保健所(愛知県半田保健所 電話:0569-21-3342)でも受け付けています。