広報 あぐい
2010.3.15
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動く芸術品 文化財の“山車”

 

春の山車祭り

阿久比町には、山車が横松地区と萩地区にそれぞれ1台、宮津地区に2台、大古根地区に1台、全部で5台あります。これらの山車は、町の有形民俗文化財として指定されています。

毎年4月になると、各地区の神社では、勇壮な山車の曳き回しと囃子や三番叟さんばそうなどを奉納する春祭りが行われます。

【祭礼の日程】
横社山車               
  ・祭礼日   4月24日(土)・25日(日)   ・場所   横松神明社
萩大山車            
  ・祭礼日   4月10日(土)・11日(日)   ・場所   萩大山祗神社
宮津北組山車            
  ・祭礼日   4月17日(土)・18日(日)   ・場所   宮津熱田社
南社山車            
  ・祭礼日   4月17日(土)・18日(日)   ・場所   宮津熱田社
八幡社山車            
  ・祭礼日   4月17日(土)・18日(日)   ・場所   大古根八幡社
横社山車よこしゃやまぐるま】平成4年2月17日町指定
知多型に属する、比較的大きな山車です。建造された時代は不明ですが、明治のはじめころから曳き回しが行われていました。
萩大山車はぎおおやまぐるま】平成2年10月1日町指定
知多型に属する山車で、明治44年に建造されました。萩地区は、道路幅が狭いうえ、坂も多く難所を曳き回します。萩大山祗神社はぎおおやまずみじんじゃ前の曳き回しは、「坂おろし」と言われています。
宮津北組山車みやづきたぐみだし】平成2年10月1日町指定
知多型に属する山車で、安政7(1860)年ごろの建造と思われます。祭礼では、「恵比寿・大黒と桃太郎」の上山人形うわやまにんぎょう(からくり)が奉納されます。
南社山車なんしゃだし】平成2年10月1日町指定
知多型に属する山車で、建造されたのは、南車永代帳えいだいちょうに宝暦元(1751)年以前であったことが書かれています。水引幕には「金糸の龍」の刺しゅうが施されています。
八幡社山車はちまんしゃだし】平成2年10月1日町指定
知多型に属する山車で、建造されたのは、山車に飾られている彫刻から弘化こうか嘉永かえいのころ(19世紀中ごろ)と言われています。


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