広報 あぐい
2010.3.15
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よみがえった“金糸の龍”

〜オアシススケッチ〜

南社山車『水引幕』を修復


修復を喜ぶ宮津南社山車保存会のメンバーら

傷みのひどかった南社山車なんしゃだし(町指定文化財)の「龍図刺繍水引幕」の修繕作業が終了し、宮津南社山車保存会のメンバーが2月26日宮津熱田社で、その披露を行いました。

山車の骨組みを隠すために、堂山部分の左右と後ろに化粧幕が飾られ、全体を覆うのが「大幕」、上部に取り付けられるものが「水引幕」です。『南車永代帳』には、天保4(1833)年の項に「黒羅紗に龍縫付水引幕」と記載があり、黒い毛織物の上に立体感のある“金糸の龍”が縫い付けられた水引幕は、その当時から使われています。

大正時代以来となる大修繕は、愛知県市町村振興事業費補助金と(財)朝日新聞文化財団文化財保護助成制度を利用し、女子美術大学短期大学部に依頼。大学関係者は「江戸時代後期のデザインで価値のある刺しゅう。金糸のオリジナルを失わないよう復元した」と話していました。

かじを切った瞬間に風圧で水引幕が浮き上がり、龍が飛び出してくるかのような光景が、山車の曳き回しが行われる春祭りで見られます。

卒業前に思い出づくり

〜オアシススケッチ〜


2月26日、阿久比中学校の3年生264人が卒業を前に、自分たちが以前に通った町内の保育園と幼稚園に出掛け、清掃作業を行いました。

生徒たちは3年間で、駅前清掃やヒガンバナの球根を矢勝川堤防に植えるなど多くのボランティア活動に取り組みました。

3月3日と4日には中学校のアザレアホールで、町立学校給食センターが卒業する生徒たちへ「お祝い給食会」を催しました。

メインディッシュには好きなものが2種類食べられるように「鶏の唐揚げ」「シーフードフライ」「知多牛の煮込み」が用意され、食べたいものを選んで席に着きました。

給食を食べる前には、生徒たちから給食センターの職員に「おいしい給食を作ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えました。

生徒たちは「給食を食べられなくなるのはさびしい」と話し、義務教育で9年間食べ続けた最後の給食をおいしそうに食べていました。

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