広報 あぐい
2010.3.15
バックナンバーHOMEPDF版 ダウンロードページへ

すこやかだより

〜保健センター通信〜

□問い合わせ先        保健センター    TEL (48)1111 (内311・312)

あなたの心は健康ですか?

心の病気で悩んでいる人が増えています。その中でも多いのが『うつ病』です。

うつ病は『心の風邪』と言われるほど、誰にでもかかる可能性があり、日本のうつ病患者は、15人に1人いると言われています。また、毎年3万人を超える自殺者の半数は、うつ病であったと推測されます。

うつ病は、仕事や家事、学業など社会生活に大きく影響を及ぼし、しかも慢性化しやすい病気です。特に卒業・入学・就職・昇進・転勤・引越しなど、環境の変化が多い今の季節はストレスも多く、注意が必要です。

うつ病を予防するためには、ストレスを上手にコントロールすることが重要です。

ストレスとうまく付き合おう

・なるべく柔軟に物事を考える。
・誰かに話しをする。
・規則正しい生活を心掛ける。
・十分な休養と睡眠を取る。
・趣味など自分の時間を持つ。

うつ病かな?と思ったら

憂うつな気分や気持ちが落ち込むことが多い、眠れない、疲れやすい、意欲がわかないなどの症状が長期間続く場合、うつ病の可能性があります。気になる症状がある方はぜひ専門の病院で受診しましょう。

辛い症状を早く軽減させ、自殺を防ぐためにも、早めの治療が大切です。

周囲にうつ病になった方がいる場合「うつ病は病気であり、本人が一番つらい」ということを理解しましょう。

うつ病は心身をゆっくり休めることがとても大切な病気です。

励ましたり、しかったりせず、気長に見守り、本人が自分の思いを話すことがあれば、耳を傾けてください。それだけで、本人はとても安心します。

若い人に多い「非定型うつ病」

最近は典型的なうつ病とは異なる「非定型うつ病」が若い人(特に女性)に増えています。

1日に10時間以上眠ってしまう、食べ過ぎる、夕方にかけて調子が悪くなる、良いことがあると一時的に元気になるなどの症状があります。

非定型うつ病も内服薬など、治療方法がありますので、思い当たる方は専門の病院へ相談してください。

日ごろから自分の体調に気を配り、心の健康を保ちましょう。

3月は「自殺対策強化月間」です

自殺は、個人の自由な意思や選択の結果ではなく、さまざまな問題が複雑に絡み合い、心理的に追いつめられた末の死です。

自殺を考えている方の多くが、「眠れない」、「原因不明の体の不調が長引く」、「自殺を口にする」など何らかの危険を示すサインを発しているといわれています。私たち一人一人が、こうした心のSOSに早期に気づき、専門の相談機関、医療機関への相談につなげていくことが、自殺を防ぐ大切な第一歩です。

愛知県では、期間中、県内各地で街頭啓発キャンペーンなどを実施します。さまざまな「相談窓口」も設置しています。ご利用ください。

【心の悩み相談】   あいちこころほっとライン365 TEL 052(951)2881
【半田保健所】   TEL (24)4699
【県民相談】   中央県民生活プラザ TEL 052(962)5100
【労働相談】   県労働福祉課 TEL 052(954)6375
□問い合わせ先
県健康福祉部障害福祉課こころの健康推進室 TEL 052(954)6621


<<前ページへ ▲目次ページへ 次のページへ>>