塩分の取り過ぎは、体にはよくありません。
急に直そうと思っても無理ですから、毎日の食事を少しずつ薄味にしていき、味に慣れさせて、素材本来の味がおいしいと思えるようにしていきましょう。
それには家族の協力が必要です。手の届くところに塩やしょうゆを置かないようにして、あらかじめ付けた味だけで食べるようにみんなが協力しましょう。家族の体のためにもよいことです。
体を激しく動かし、汗をかいた後などは濃い味のものを欲しがりますが、そういう場合は、水分をたくさん取れるようにしてあげましょう。甘いものを食べると、辛いものが欲しくなるという繰り返しになりがちです。おやつの後は、必ずお茶や水を飲むようにして、ジュースなどの飲料も置かないようにするとよいでしょう。
小学生なら、話を聞いて理解し、少しずついろいろなことに興味をもって考えられる年齢になっています。単に「〜はいけない」という注意の仕方より、やめた方がいい理由や根拠を説明することで自分から考えるようになります。食品の栄養についての話や、特定の食品を偏って摂取しすぎた場合の危険性を話してあげてください。
一緒に料理をするのも、会話のきっかけになります。
激辛食品の多摂取による味覚障害もあります。将来的に味覚が鈍くならないようにするためにも、食品本来の味を楽しんでください。
子どもの体を考えた食生活の管理は大人の仕事です。その都度、気が付いたことを話してきかせていきましょう。
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