広報 あぐい
2009.01.01
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新年のごあいさつ

阿久比町長 竹内 啓二

 

新年明けましておめでとうございます。

皆さまにおかれましては、輝かしい新春をお迎えになられたことと思います。皆さまのご清祥をお慶び申し上げますとともに、ますますのご多幸をお祈り申し上げます。

また、日ごろの阿久比町政に対し、ご理解ご協力をいただき、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

町制55周年

昨年を振り返ってみますと、1月1日に、阿久比町制55周年を迎えた記念すべき日から始まりました。周年事業としては、町勢要覧の作成、小学生のシンガポールへの海外派遣、田んぼアート、健康増進の拠点となるトレーニング室の移設充実、オアシス塔の新調、情報発信のための電光掲示板設置、菊花咲き誇る中での記念式典、町の将来を担う子どもたちによる子ども議会など、各種イベントを行いました。

町民体育祭レクリエーション大会では、阿久比町商工会青年部の呼び掛けで、「55周年記念人文字アート」を企画していただき、全地区住民参加で周年を祝っていただけたことに感動しました。

私たちは周年の節目を迎えた時に、先人の方々のこれまでのご苦労と、本町に寄せる情熱を思わずにはいられません。いつの時代にも、その時その時に抱える問題はあったでしょう。その都度、英知を集めて苦難を乗り越えて、今の阿久比町を築き上げてくださいましたことに感謝いたします。

子育て支援

調和のある住み良い町にするために、町民一人ひとり協力し合い、子どもたちを立派に育て、次の世代に託していかねばなりません。子どもたちの健やかな成長を願い、幼保小中一貫教育プロジェクトの下で子どもの教育に力を入れています。

スポーツ村に開設した「子ども総合支援センター」は0歳児から中学3年生までの子育て・教育の支援の場として保護者の相談に応じています。利用者は町内だけでなく町外にまで及んでいます。開所場所をスポーツ村内にしたことで多くの利点が生まれました。緑の多い環境の中、親子で一緒に過ごせ、スポーツ村を使用される方も増えました。村内は明るさと活気に満ちています。

努力の成果

年末に行われた愛知県市町村対抗駅伝競走大会で阿久比町は4位入賞を果たしました。上位入賞も喜びですが、もう1つの賞「モリコロ賞」を受賞したことは大変誇らしく感じています。前年度と比べ順位が1番多く上がった町にいただける賞です。15位から4位へと大躍進しました。この快挙は、日が暮れたスポーツ村のグランドを走って練習を重ねた選手皆さんの努力のたまものです。「阿久比」の名を高らかに掲げてくれた選手の皆さんに心から拍手を贈ります。

今年の動向

今年は不景気風の吹く厳しい年となりそうです。町の企業も収益悪化は免れず、町の税収も落ち込むものと推測しますので、今後も経費削減に努めてまいります。町財政への影響ですが、法人町民税の占める割合が他の市町に比べ高くないことや、これまで健全財政を心掛けてきましたので、小学生の医療費無料など住民サービスを低下させることなく、町政を行っていけると思います。

まちづくり

まちづくりは、県道拡幅、歩道設置、信号機の取り付けなど交通安全対策工事を進めています。下水やそれに伴う上水管の敷設替えなども計画通りに進行しています。住宅開発も順調で、名鉄開発区域の名称も『陽なたの丘』と決まりました。町民の悲願であった名鉄阿久比駅に特急が止まり、まちの利便性がますます高まってきました。

共に生きるまち阿久比町を目指して

来年、愛知県で生物多様性条約第十回締約国会議「COP10」が行われます。阿久比町は、ホタルをはじめ多くの生物が生息できる自然環境を備え、歴史、文化、都市近郊の利便性を併せ持ったまちです。「共に生きるまち阿久比町」の建設に向けて、“安全で安心して暮らせる安定したバランスの良い住みよいまちづくり”に邁進いたしますので、本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。



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