広報 あぐい
2009.01.01
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20歳の若者に聞く

〜まちの話題〜

町内で254人の皆さんが成人式(1月12日)を迎えます。新成人は式を自分たちの手で作り上げようと、11月から実行委員会を立ち上げ、9人のメンバーで式典の打ち合わせやアトラクションの準備を進めています。準備の合間に、成人を迎えて思うことや考えることを聞きました。


新成人の集い実行委員

− 20歳の実感は。
「自由が増えた反面、責任感も増えました。親がうるさく言わなくなった分、自分に責任がかかってくるので大変です」
「まだ実感がありません。勉強中です(笑)」
「仕事を始めて、お金が自由に使えるようになりました。将来のために蓄えもしてます」
− 社会に対して。
「いろいろなものが崩れ始めたと思う。特に教育や経済がおかしい。学生なので社会に出る前に多くのことを学び、何か解決策を見つけたい」
「年金問題など難しい話が多すぎる」
− どんな大人になりたいか。
「自分自身を磨き、誰からも愛される女性になりたい。素敵な恋もしてみたい」
「教師志望です。子どもの将来を見据えられるような、広い心を持った先生になりたい」
「ズバッと社会を切れるような、ジャーナリストにあこがれています。自分の気持ちを正直に伝えられるような大人を目指します」
「自分の『おかあさん』のような親になりたい。おかあさん今までありがとう。そしてこれからもよろしくね」

準備を進めるメンバー
− 阿久比町について。
「小さな町でも頑張っていると思う。町民を巻き込むような参加型のイベントをもっと企画したらおもしろいと思う」
「老人などを一人ぼっちにしてはいけない。地域とのつながりを深めることが必要。地域の行事にも積極的に参加したい。町もその支援を行ってほしい」
「阿久比駅に特急が止まるようになるのでありがたい。自然も多く、名古屋にもすぐ行けるし、とても便利で住みやすい」

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

成人式の対象者は1988(昭和63)年4月2日から1989(平成元)年4月1日までに生まれた皆さんです。この年の1月7日に昭和天皇が崩御され、元号が「平成」へと移り変わりました。

新成人は小学校卒業時に「20歳になったらみんなで開こう」と“将来の夢”を書いた手紙をタイムカプセルに納めました。実行委員がプロデュースする「新成人の集い」で、この『手紙』の披露や、恩師からのビデオレターを自分たちで編集するなど例年にない新しい企画を用意していると聞きました。

小学校時代からの“夢”がかなった人。その途中で“夢”を追いかけている人。まったく違った“夢”に向かい頑張っている人もいるでしょう。平成の時代とともに歩んできた若者は「成人式」という節目の儀式で、大人への一歩を踏み出します。「明日を見つめる」実行委員たちの輝いた瞳がとても印象的でした。

当日に向けての意気込み

新成人の集い実行委員長 結城輝夫さん

「思い出になる、心に残る“集い”を企画します。久しぶりに仲間と会うのが楽しみです」



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