広報 あぐい
2009.01.01
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新年のごあいさつ

阿久比町議会議長 竹内 松彦

 

新年明けましておめでとうございます。

夢を描き希望に満ちた新しい年を迎え、阿久比町民皆々様のご多幸、ご健勝と本年ますます飛躍の年となりますよう、心からお祈り申し上げます。皆様におかれましては、日ごろより町政、議会に対する温かいご理解と、絶大なるご協力に深く感謝申し上げます。

昨年1年を振り返ってみますと、愛知県では、またもや交通死亡事故が多発するという、悲しい事態となりました。しかし、阿久比町では一昨年に引き続き、町民の皆様の努力のおかげで、交通死亡事故ゼロという大変喜ばしい年でありました。

青パトを、町制施行55周年の記念として企業から寄贈していただきました。まちの安全・安心のため、地域の防犯パトロールの応援隊として、毎日町内をパトロールしています。安全は、自ら努力し作りあげるものであり、人任せではできないものであると考えます。交通死亡事故ゼロの記録を伸ばし、犯罪のないまちを目指しましょう。どうぞ今年も昨年にも増して、町民の皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

昨年は、原油価格高騰の波による石油などの値上げで、農業、漁業、運送業や自動車通勤の方々には大変な年でした。また、リーマンブラザーズの破綻により、米国から全世界に広がりを見せた金融不安、株安、倒産、そして円高と日本中が不況に落ち込みました。それに追い討ちをかけるように、期間労働者の解雇、派遣労働者の期間前解約、そして学生の就職内定取り消しなど、先行き不安な世の中になってしまいました。国政においては、景気回復のための諸施策が講じられているところですが、一刻も早い景気回復を望みたいところであります。

わがまち、阿久比町におきましても、大変厳しい財政運営を余儀なくされています。小学校、中学校、幼稚園、保育園の子どもたちを守るには、安全・安心のために耐震工事を進めなければなりません。アクセス道路、生活道路の充実に向けた工事も進めなければなりません。そのためには、自主財源の確保が必要不可欠であります。土地の整備と有効活用、そして企業誘致を積極的に進めてまいります。

名鉄阿久比駅に特急電車が常時停車するようになりました。この特急停車が阿久比町の発展の源として、開発すべき地区は大いに開発をし、自然を残すべき地区は、自然を大切に保存し続け、人が人として安全で、安心して暮らせる住み良いまちづくりのために、努力してまいります。

防災につきましては、いつ起きてもおかしくない「東海・東南海地震」に備え、各行政区で防災訓練の実施をぜひ行っていただきたいと思います。行政も議会も大いに応援させていただきます。「向こう三軒両隣」力を合わせ、互いに助け合える力を養い、被害を最小限にとどめるためにも防災訓練などを通して一緒に考えていきましょう。

魚と水のような関係。親密で離れがたいという例えで使われる“水魚之交”を今年の念頭の言葉に書かせていただきました。町民の皆様と、行政、議会が一体となり、手を取り合い、信頼し合ってこそ、良いまちづくりができ、町民の皆様の安全・安心が築き上げられるものだと考えます。

阿久比町の自立を目指したまちづくりと、町民皆々様の更なる躍進をご祈念申し上げ、残された任期はわずかとなりましたが、竹内町政と共に全身全霊で取り組んで参りますことをお約束して、年頭のごあいさつといたします。



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