消防団による地域防災力の充実
消防団は、「自分たちの地域は自分たちで守る」の精神に基づき、消火・防災活動で活躍し、地域住民の尊い生命、身体、財産を守り、自主防災会と同様、地域防災の主要な役割を担っています。
阪神淡路大震災の救出の一例では、救出された方の77%が「自力・家族・自主防災会・地元消防団」に助け出され、80%の方が生還できました。地域が消防団と一体となった協力体制を構築することは非常に重要です。
阿久比町消防団は、町内を5つの地区に分け、団員数84人(定数105人)で構成されています。(平成20年11月1日現在)
主な活動は年頭の消防出初式に始まり、観閲式、消防操法大会、防災訓練、年末夜警など年間を通じて訓練などに励んでいます。町内には、大型の消防車両の進入が困難な場所も多くあり、日ごろの訓練で消火活動の迅速化に努めています。
11月9日には、阿久比スポーツ村第2駐車場で、「第5回消防実戦訓練」を行いました。半田消防署阿久比支署の指導のもと、災害時における車両走行、障害物の除去、可搬式小型ポンプを使った高所からの放水など、有事の際に分団として適切な対応が出来ることを目的とした総合訓練です。
各分団で消火時間などを競った競技結果は次のとおりです。
○ |
優勝 |
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第3分団 |
○ |
準優勝 |
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第5分団 |
○ |
第3位 |
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第4分団 |
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消防団員数の減少、消防団員のサラリーマン化などさまざまな課題があります。阿久比町でも今まで以上に団員の確保が困難になっています。町内在住、在勤の18歳以上の方で入団を希望される方は、防災交通課まで問い合わせてください。 |