広報 あぐい
2008.01.01
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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(8)〜

 

家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き

生活習慣・学習習慣・食育研究部会では、6歳から15歳までのそれぞれの年齢の目指す姿の設定とその姿を実現するための家庭、園・学校からの働きかけを「家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き」としてまとめました。12月に小中学校で行われた保護者会で各家庭に配布しました。今回はその中から、小学1年生(7歳)の部分を紹介します。家庭教育の参考にしてください。


目指す子どもの姿と働きかけ 小学校1年生(7歳)
生活習慣

基本的生活習慣や集団でのルールやマナーを身に付けている児童

明るく元気にあいさつをする。

整理整とん・後片付けをする。

きまりを守る。

安全に気をつけて生活する。


学習習慣

授業に集中する児童

授業中、先生の話をきちんと聞く。

机に向かって学習する。

ノートの文字をていねいに書く。

宿題をする。

自分の伝えたいことを素直に話す。

家の人と一緒に翌日の用具を準備する。

本に興味をもつ。


食育

一日3食食べて、生活リズムを整える児童

1日3食食べる。

食品の名前が分かる。

よくかんで食べる。

食事のマナー(手洗い・あいさつ)や配膳の仕方、片付け方を身に付ける。

食事作りにかかわる人に感謝の気持ちをもつ。


家庭からの働きかけ

子どもと一緒に保護者自身が積極的にあいさつをする。

お手伝いの中に、整理整とん・後片付けを組み入れ、自然にできるようにする。

家庭でのきまりを一緒に決め、守っていこうとする。

学校からの子どもへの安全教育などに関心をもち、おたよりなどの情報提供を見逃さないようにする。


学校で、どのような学習をしたか聞いてみる。

場所を決めて学習させる。

ノートを見てほめる。

一緒に宿題をする。

子どもの顔を見て話を聞く。

一緒に翌日の用具を準備する。

本の読み聞かせをする。


子どもが空腹や食欲を感じ、1日3食しっかり食べることができるよう食生活のリズムを整える。

おやつは子どもの活動量に合わせて用意する。

買い物・手伝い・食事の場から食べ物のことを話題にする。

家族が一緒に会食し、食卓を楽しい場とする。

家族が一緒に会食し、マナーや食べ方の手本を示す。

できる手伝いを話し合って決め、継続させる。


学校からの働きかけ

先生から児童へ、また先生同士のあいさつをしっかり行い、自ら手本となる行動を取る。

集団生活での整理整とん・後片付けがいかに重要であるかを知らせる。

学校のきまりなどを保護者にも周知し、家庭での協力を促す。

交通安全・不審者などへの対処を保護者にも周知し、情報の提供に心掛けると同時に命の大切さを知らせる。


集中力が継続するよう、授業を工夫する。

学習のルールを指導する。

文字をていねいに書くよう指導する。

宿題の点検をこまめにする。

話しやすい雰囲気をつくる。

連絡帳をきちんと書かせ、点検をする。

本の読み聞かせをする。


給食で食べる食品を話題にする。

給食の配膳方法、マナー、手洗い、あいさつをクラスで共通理解させ、繰り返し指導する。

自分の仕事が最後までできるよう支援する。

体位に応じた配食を心掛ける。

残さず食べられたときにはほめ、食べる意欲をもたせる。

給食は多くの人が協力してつくっていることを知らせる。

□問い合わせ先
学校教育課 TEL (48)1111(内202)


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