広報 あぐい
2007.12.01
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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(6)〜

 

家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き

生活習慣・学習習慣・食育研究部会では、6歳から15歳までのそれぞれの年齢の目指す姿の設定とその姿を実現するための家庭、園・学校からの働きかけを「家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き」としてまとめました。

11月2日に行った実践発表会も提案した中から今回は、小学4年生(10歳)の部分を紹介します。家庭教育の参考にしてください。


小学校4年生(10歳)の目指す姿
生活習慣

基本的生活習慣や集団でのルールやマナーを確実に身につけている児童

進んであいさつや返事、ありがとう、ごめんなさいなど適宜使う。

自分の考えや気持ちを伝える。

時間を守る。

自分の仕事にしっかり取り組む。

集団生活のルールやマナーを守る。


学習習慣

積極的に学習に取り組む児童

図書や辞書を活用して学習する。

相手に分かりやすく話したり、書いたりする。


食育

自分の体の様子や食事の偏りに気づき、望ましい食事をしようとする児童

1日3食食べることが健康や成長に結びつくことが分かる。

おやつの食べ過ぎに気を付ける。

食事作りや準備の手伝いを楽しむ。

相手を考えた食事のマナーが身に付いている。

食品の働きによる3つのグループが分かる。


家庭からの働きかけ

家庭や地域の中で親が適切なあいさつを行い、手本を示す。

子どもの話をよく聞き、誠実に答える。

子どものきまりよい生活リズムを整え、家族で実践する。

家事の手伝いを決め、責任をもたせて任せる。

他の子と協力したり、助け合ったり、声をかけ合ったりしているかどうか、家庭で話題にする。

子どもの疑問に対して、辞書などを活用するように勧める。

図書・辞書を利用する環境を整える。

読書活動を継続し、いろいろな表現に触れさせる。

1日3度の食事をきちんと食べさせる。

おやつを食べ過ぎないように注意する。

家族の一員として手伝いをさせる。

お互いにマナー(会話・食べ方など)を守り、楽しく会食する。

食卓の食べ物と、3つのグループについて話題にする。


学校

あらゆる機会に、さまざまな方法で励ましながら誰にでも進んであいさつができるようにさせる。

「話す・聞く」活動を充実させる。

学校日課時間やチャイムの合図を守って行動させる。

当番活動や係活動に責任をもたせる。

集団遊び、グループ活動、話し合い活動を充実させ、経験の積み重ねをさせる。

調べ学習、問題解決学習などの支援をする。

表現活動の場を多く設定する。

自分の食生活に関心をもたせる。

おやつの上手な食べ方について理解させる。

自分でできる手伝いについて話し合い、関心をもたせる。

会食の場にふさわしい楽しい話題を選んで食事をするように心がけさせる。

給食の献立から3つのグループに分けることができるようにする。

□問い合わせ先
学校教育課 TEL (48)1111(内202)


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