広報 あぐい
2007.12.01
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苗代句会作品集

 
白芙蓉一と日の花としてきよ 岡戸 隆明
書き残しおく佳き言葉芙蓉咲く 新美 京子
わが影の淡くさみしき秋の声 加藤 吉朗
流れ藻の乾くに早き秋日和 溝口スミ子
秋の声山湖静かに波たたむ 北中 祥子
ぼらぶを間近に神の橋渡る 菅原ルリ子
絵にてば秋声こもる「無言舘むごんかん 都築 玲子
ここからは一人の家路白芙蓉 赤津 千城
あちこちに井戸のある町花芙蓉 前田 泰男
昨夜よべの雨朝日にしき花芙蓉 新美 弘子
石庭に風動き初む秋の声 深谷  靖
橋まではわが愛す町曼珠沙華 新美八枝子
芙蓉咲く三号棟に抜ける道 下内 信幸
秋声を聞くや病の友想う 豊田 定男
明け白むもう咲いてゐる酔芙蓉 井本 庄一
暮色濃き軒に垂れたる秋すだれ 大棟 峯子
軽やかにマーチ聞こゆる秋の声 安井まこと


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