広報 あぐい
2007.12.01
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叙勲受章 おめでとうございます

 

秋の叙勲を阿久比町在住の2人の方が受章しました。

瑞宝双光章を折戸(おりと)(すすむ)さん(白沢)、瑞宝単光章を松本(まつもと)美枝子(みえこ)さん(阿久比団地)がそれぞれ受章し、2人に受章の喜びの声を聞きました。

瑞宝双光章

折戸 進さん(74歳)

「最初の赴任先半田警察署で、3カ月間伊勢湾台風の被害に遭われた方の救助や捜査活動に当たりました。右も左も分からない新米でしたので大変でした。警察官としての度胸が付きましたかね」と警察官時代の思い出を懐かしむ折戸さん。

昭和33年10月愛知県警察に入り、平成4年3月名古屋西警察署副署長を最後に退職し、平成4年5月から平成13年5月まで愛知県交通安全協会交通安全講習所に勤務。警察官を33年6カ月、交通安全協会に9年の通算42年6カ月間愛知県民のために尽力されました。

折戸さんは「周りの多くの方に支えられてきたおかげで、栄えある叙勲を受けることができました。皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と受章の喜びを話してくれました。

「コンピュータソフトを相手に囲碁を打つのが日課です。勝率は5割くらいです。在職中は家を空けることが多く、妻や子どもたちに迷惑を掛けました。今は孫たちといっしょに家族旅行に出掛けることが一番の楽しみです」。真剣な表情で話す折戸さんの横で、うれしそうな表情を浮かべる奥さんの顔が印象的でした。

瑞宝単光章

松本 美枝子さん(61歳)

小学校5年生のとき、保育園の先生と子どもたちが楽しそうに遊ぶ光景に遭遇。子どもの「笑顔」と「目の輝き」に心を打たれたのが保育士になるきっかけで、昭和39年4月から阿久比町英保育園に保育士として勤務。以来平成18年3月宮津保育園長を最後に退職されるまでの42年間、保育士一筋で子どもたちのために尽力されました。

「最初に担任をした子どもたちは来年で50歳になり、親子2代お世話もでき感無量です。1人の力だけでは、保育士という仕事を長く続けることはできませんでした。出会った多くの子どもたち、職場でお世話になった皆さん、私を支えてくれた両親や家族に感謝の気持ちで叙勲をいただきました」と話す松本さん。

退職後は“私流の出前保育”で、いろいろな場所に人形の「あっちゃん」と出掛け、ボランティアで腹話術やハーモニカ、手品などをすることが今一番充実した時間だそうです。「子どもたちの笑顔からたくさんの幸せをもらいました。これからも子どもやお年寄りの方に笑顔が届けられたらと思います」と松本さんは目を輝かせていました。



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