瑞宝双光章
折戸 進さん(74歳)
「最初の赴任先半田警察署で、3カ月間伊勢湾台風の被害に遭われた方の救助や捜査活動に当たりました。右も左も分からない新米でしたので大変でした。警察官としての度胸が付きましたかね」と警察官時代の思い出を懐かしむ折戸さん。
昭和33年10月愛知県警察に入り、平成4年3月名古屋西警察署副署長を最後に退職し、平成4年5月から平成13年5月まで愛知県交通安全協会交通安全講習所に勤務。警察官を33年6カ月、交通安全協会に9年の通算42年6カ月間愛知県民のために尽力されました。
折戸さんは「周りの多くの方に支えられてきたおかげで、栄えある叙勲を受けることができました。皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と受章の喜びを話してくれました。
「コンピュータソフトを相手に囲碁を打つのが日課です。勝率は5割くらいです。在職中は家を空けることが多く、妻や子どもたちに迷惑を掛けました。今は孫たちといっしょに家族旅行に出掛けることが一番の楽しみです」。真剣な表情で話す折戸さんの横で、うれしそうな表情を浮かべる奥さんの顔が印象的でした。 |