広報 あぐい
2007.08.01
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公民館だより

 

講師の説明を
熱心に聞く参加者
 

食虫植物のイシモチソウ

板山高根湿地
環境ボランティア養成講座


6月23日(土)から3回にわたり「板山高根湿地環境ボランティア養成講座」が開催されました。

阿久比町に残る貴重な湿地の保全保護活動を行うため、20人の参加者がフィールドワークを通じて湿地環境について学習しました。

参加者は在来種モウセンゴケと外来種ナガエモウセンゴケの見分け方など講師の説明を真剣に聞き入っていました。

 
 

身近な生活改善講座


6月25日と26日の2日間、電気を正しく、安全に、節約して使用する方法や、ゴミを出さない生活スタイル、地球温暖化防止について学びました。

冷暖房設備や照明器具なども、使い方ひとつで電気料金やCO2が削減できます。参加者は「ライフスタイルを少し見直すだけで、家計にも地球にもやさしい生活が送れることが分かりました。今日から実践してみます」と話していました。

子どもに伝えたい あぐいのむかし(14)

 

久松家ゆかりの品々

今回は久松家ゆかりの品(町指定文化財)を紹介します。

久松家は戦国期に阿久比の坂部城に本拠を置きました。永正7(1510)年に没した久松定益(さだます)(洞雲院(とううんいん)を建立した人物)のころから動きを追うことができます。大野(常滑市)にあった佐治氏や緒川(東浦町)の水野氏と対立や和睦を繰り返しながら、戦国の世を生き抜こうとしました。水野忠政の娘於大の方(徳川家康の生母)は坂部城主久松俊勝(としかつ)のもとに嫁ぎます。坂部城は天正5(1577)年織田信長の家臣佐久間信盛の手勢により焼失しました。

久松家の菩提寺洞雲院(坂部)には久松家のゆかりの品が大切に保管されています。


涅槃図(ねはんず)
(町指定文化財)

「永正三年五月表替」の裏書が現存しています。久松俊勝の祖父久松定益から寄進されたものです。

蓮水鳥図(はすみずとりず)
(町指定文化財)

平安時代から室町時代の唐画(とうが)と呼ばれる渡来画です。作者不明。久松俊勝の父久松定義(さだよし)から寄進されたものです。

十六羅漢図(じゅうろくらかんず)
(町指定文化財)

作者は室町時代の画家 吉山(きっさん)明兆(みんちょう)で、永正7年(1510)に久松俊勝の父久松定義(さだよし)から寄進されたものです。



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