広報 あぐい
2007.04.15
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安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革 (60)

□問い合わせ先  防災交通課(内208)

地域コミュニティ活動と自主防災組織

地域の安全に対する関心が高まり、住みよい地域社会を目指して連帯感のあるコミュニティ活動が広がっています。

各地区の代表、ボランティア団体、民間企業などで実施されている「防犯パトロール」「児童見守り隊」などは、「住みよい地域をつくろう」というコミュニティ活動の基本で、「自分たちの地域は自分たちで守る」という自主防災の連帯意識がなければできません。

このような平常時からの人々の交流を通じて、地域の安全や防災に対する関心や意識の高まり、自主防災活動が活発化していくことが理想です。

新年度を迎えて、各地域の自主防災組織も再編されることが多いと思います。地震など自然災害に対する自主防災の育成は、継続的な計画性を持って行うことが重要です。

防災活動は自治会活動の一環となり、他のレクリエーション行事に比べ、比較的マイナーな活動になりがちです。必ずしも、住民の自発的動機による活動が多くないため、活動に対する住民の関心が低く、組織自体が形骸化してしまうことも事実です。

良いコミュニティづくりを推進することは、地域の防災力を高め、安全で住みよい地域をつくります。地域住民、地元消防団、PTAや事業所などのさまざまな組織と連携することが重要です。防災交通課と半田消防署阿久比支署では、研修会や訓練指導を通じて、地域防災力の向上を図ります。


地震を感知

「緊急地震速報」試験受信機が作動

気象庁「緊急地震速報」の実証実験のために役場庁舎内に設置した試験受信機が、3月25日に起きた能登半島地震(阿久比町震度2.3)で作動しました。

地震が起こる前に「地震発生。震度3。40秒後…。30秒後…。10、9、8…。」と受信機から役場庁舎1階にアナウンスが流れました。(実際には5秒前のカウントダウンで地震の揺れを感じました。)

「緊急地震速報」とは、気象庁が、地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえたP波(初期微動)の観測データを解析し、震源や地震の規模を直ちに推測して、各地でのS波(主動波)の到達時間や震度を推定し、IT技術を活用して可能な限り素早く情報を知らせるシステムです。

気象庁では9月に一般向けの情報提供を目指しています。情報を入手してからごく短時間で、どのような行動が取れるのか皆さんで話し合ってみてください。


消防団入退団式開かれる


団長から辞令を受ける消防団員

4月1日、エスペランス丸山で平成19年度阿久比町消防団入退団式が行われました。

式では、今年消防団に入団する17人と退団する15人に町消防団長から辞令が手渡され、新入団員を代表して新美孝太さんが「人命と財産を災害から保護するために、良心にしたがい誠実に消防団員として、職務を遂行することを誓います」と力強く宣誓しました。

団員たちは、災害から地域を守るために日々訓練を重ね、いざという時に備えます。

平成19年度 阿久比町消防団人事(敬称略)
第1分団分団長 田村吉功   同副分団長 青木勝伸
第2分団分団長 上田公彦   同副分団長 石川義高
第3分団分団長 石原雅文   同副分団長 竹内俊男
第4分団分団長 竹内 聡   同副分団長 新海武久
第5分団分団長 佐藤貴浩   同副分団長 竹内貴弘
【団 長】 榊原和宏
【副団長】 竹内卓美


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