広報 あぐい
2007.02.15
バックナンバーHOMEPDF版 ダウンロードページへ

第1回 児童会サミット開催

 

いじめのない学校、明るく楽しい学校にするには

あいさつ運動、標語作りに取り組む

1月31日、中央公民館本館で東部、英比、草木、南部小学校の児童会役員26人が集まり阿久比町小学校児童会サミットが開かれました。「いじめのない学校、そして明るく楽しい学校にするために」をテーマに各校の意見発表や話し合いが行われ、4校の小学校でいじめをなくすために「あいさつ運動」と「標語を作り、啓発をする」取り組みを行うことを決めました。


他校の意見を真剣に聞く児童たち

今回の児童会サミットは、南部小学校がいじめをなくすために児童会活動で「あいさつ運動」に取り組んだことをきっかけに、町内の各小学校の仲間がどのようないじめへの取り組みを行っているのか関心を持ち、南部小学校児童会の呼び掛けで実現しました。

サミット開催が決定した後、「いじめのない学校、そして明るく楽しい学校にするために」をテーマに各学校で話し合いが行われ、児童会で意見をまとめ、次のような発表がされました。

東部小学校

人とすれ違ったら誰とでもあいさつをする。

あいさつ運動の工夫。毎週合い言葉を決めてあいさつをする。例えば「こんにちは」を外国語で言う。

英比小学校

“笑顔であいさつ阿久比っ子”をスローガンに町内一斉あいさつ運動を1週間実施する。

“みんなでオアシス阿久比っ子”をスローガンに町内一斉オアシス運動を1週間実施する。

草木小学校

全校参加でいじめをなくすための“なかよし標語”を募集する。

標語を作ることで、いじめについて真剣に考えることができる。いじめられている人の気持ちを理解するなどが提案の理由。

南部小学校

言葉のいじめをなくす。

なくすためには「あいさつ運動」を行い、「話し合いの場を作る」ことを実施する。



意見発表会を行う児童

各校の発表を聞き終えた後、学校ごとに意見をまとめ、再び全体で話し合いが行われました。

「町でオアシス運動を実施しているので、私たちもこの運動を進めていけば、いじめはなくなると思います」。「標語を作り教室の掲示板に張れば、みんなが読むのでいじめについて考え直すことができます」。「あいさつで人の気持ちが通じ合える」などの意見が出ました。

活発な話し合いが行われ、今後の方向性として4校でいじめをなくすために「あいさつ運動」と「標語を作り、啓発をする」2つの取り組みを行うことが決まりました。

児童会サミットは、いじめ問題に限らず、身近に起こっている関心のあることをテーマに今後も開催していくことも決めました。

この日、児童たちのアドバイザーとして出席した先生が最後に「『死ね』『きもい』『うざい』という人を傷つける言葉は友達に冗談でも、言ったり、書いたりしてはいけません」と語りかけると、児童たちは真剣な表情でメモを取っていました。



<<前ページへ ▲目次ページへ 次のページへ>>