体験事業を終えた生徒たちは、原爆被災都市広島を見て思ったこと、感じたこと、平和への願いなどを作文にまとめて、全校集会で発表しました。そのうちの1編を掲載します。
1年5組 横井 僚介
僕たち1年生8人は、原子爆弾の落とされた広島市に8月5日、6日と行き、平和体験活動を行ってきました。
世界初の原子爆弾投下から61年たった今でも、平和記念式典に参加するため、多くの方々が平和記念公園に来ていました。式典で泣いている方を見たときは、とても心が痛んだし、悲しい気持ちにもなりました。
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館では、原爆投下のすぐ後に撮った爆心地付近の町の写真や原爆死没者の遺影が公開してありました。爆心地付近の写真を見たときは、原爆はここまで町を変えてしまうのかと思い、とても悲惨な気持ちにもなりました。
僕たちに話を聞かせてくださった中西さんは、原爆の落ちた直後に気絶し、爆風に巻き込まれたそうです。気が付いたときには、広島の町はもう火の海で、たくさんの人々が助けを求めたまま、亡くなっていったそうです。
この広島で学んだ原爆の恐ろしさや、平和運動などは、もっとたくさんの人に知ってもらわなければいけない事で、すごく大切な事だと思います。そして、その事実を知った上で、平和を強く願う気持ちがみんなにあれば、平和は全世界に広がっていくと思います。