広報 あぐい
2006.10.01
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〈中学生体験事業レポート〉

阿中1年生 広島で戦争の悲惨さを学ぶ

 

中央公民館本館で行われた広島平和体験、海外家庭生活体験事業報告会(9月21日)

平和体験事業に参加

阿久比中学校の1年生8人が、8月5日と6日の2日間、広島平和体験事業に参加しました。

中学生は原爆被災都市広島で、原爆ドームや広島平和記念資料館などを見学したり、被爆者と懇談したりして、核の怖さや戦争の悲惨さを学びました。

平和記念公園を訪れた際には、夏休み前に1年生全員で平和を祈念して作った「千羽鶴」を、公園に納めました。

8月6日には平和記念式典に参加しました。

生徒たちは、1945年8月6日の原爆が投下された同じ時刻に、黙とうをして原爆で亡くなった方を追悼しました。絶えることのない人の列を見て驚き、あらためて平和の尊さや平和を守ることの大切さを認識しました。


広島平和体験事業に参加した中学生に聞きました


被爆者の中西さんを囲んで

Q.原爆被災都市広島で体験事業に参加した感想は。

A.被爆者の方に聞いた話で「被爆直後に、仲間が焼けただれてしまい、あれは人間ではなく、お化けだ」という言葉は衝撃的でした。

原爆ドームはテレビや写真で何度も見たことがありましたが、現物を見ると、近くにはビルが立ち並び、ドームが小さく見えました。原爆の悲惨さを残す証拠として、ずっと保存してもらいたいです。

資料館で、被爆で苦しむ人や焼け野原になった町の写真を見ました。とても悲惨でした。爆弾1つで、一瞬に人の命を奪い、町を壊す原爆は恐ろしいです。鳥肌が立ちました。

クラスの仲間には、自分が見た原爆の悲惨さを話します。身近なところから平和について考えるために、広島で感じたことを多くの人に伝えます。

核兵器を無くすために、戦争をすることは間違っていると全世界に大きな声で訴えたいです。




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