広報あぐい

2012.10.01


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(122)〜

□問い合わせ先 学校教育課 TEL (48)1111(内202)
カナダでの体験を通して
〜中学生海外家庭生活体験事業〜

平成6年度から行っている中学生海外家庭生活体験事業。海外での生活を通して国際的な視野をもった心豊かな人材を育成することを目的に、今年で18回目となります。8月14日(火)〜23日(木)の10日間、カナダのバンクーバーで10人の生徒がホームステイなどを体験しました。

生徒たちは、ホームステイ先から語学学校までの約1時間、バスや電車を使って1人で登校しなければなりません。道に迷ってしまい地図とにらめっこしたり、英語で道を尋ねたりしながらも何とか全員無事に通学することができました。通学時、生徒たちが道に迷って困っていると、話しかけてくれ、親切に教えてくれた現地の人たち。その中には一緒に迷子になりながら語学学校まで送ってくれた方もいたそうです。登校した生徒たちは、午前中は語学学校で外国人講師の英語の授業を受け、午後は講師の先生と一緒にバンクーバー周辺で英会話の実地訓練を行いました。

ホームステイ先のホストファミリーと英語でコミュニケーションをとり、自分の気持ちを伝えることにも苦労したようです。初日は全く聞き取れず戸惑ったり、不安を感じたりしましたが、3日もすると会話ができるようになっていました。言葉がわからず困っていても、何度でも話してくれました。わからないときは曖昧にせず、意志表示をすることや、積極的に知っている単語などを使って会話することもできました。

この10日間で生徒たちは、多くの人たちの優しさに触れて非常に感動し、助けてもらって感謝の気持ちでいっぱいになりました。異文化に触れ、驚くことも数多くありましたが、英語力を磨くだけでなく、自分の意志をしっかりと相手に伝えること、困っている人に親切にすることなど学びました。みんなバンクーバーの町も人も大好きになって帰ってきました。これら価値のある体験が、将来国際社会で生徒たちが活躍するときの礎となることを期待しています。

平和であることの大切さを学んで
〜中学生平和体験事業〜

〈原爆ドームの前にて〉

阿久比中学校の1年生8人が8月5日(日)と6日(月)の2日間、広島平和体験事業に参加しました。原爆被災都市である広島での見学や体験を通じて、核兵器の恐ろしさや戦争の悲惨さ、平和の尊さを再認識し、平和を守っていく態度を育てることを目的として平成10年度から始まった事業です。

初日は平和記念公園に行き、平和の願いを込めて1年生全員でつくった千羽鶴を奉納しました。平和記念資料館と袋町小学校平和資料館では、さまざまな展示資料を見学し、原爆の恐ろしさを学びました。原爆を体験された語り部の方には、展示資料では読み取ることができなかった原爆投下時の悲惨な状況を教えていただきました。

2日目は、平和記念式典に参加しました。式典は毎年テレビなどで放送されていますが、中継からでは分からない広島の核兵器根絶への思いや平和への願いを、現地で生徒たちは肌で感じることができました。さらに、現在では当たり前になってしまっている平和の尊さを、再認識することもできました。

今回の平和体験事業では、原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さについて学び、平和について考えるという、中学生にとって貴重な体験をすることができました。2学期の始業式に、この広島での平和体験を全校生徒に報告しました。10月19日に行われる桜輝祭文化の部では、体験報告のパネルが展示される予定です。

今回の様子は、阿久比中学校のブログにアップされています。阿久比中学校ホームページにある「日々の歩み(阿久比中ブログ)」(http://blog.goo.ne.jp/aguichu/)をご覧ください。8月5日〜6日の平和体験、8月14日〜23日の海外家庭生活体験以外にも中学校の活動がわかる記事を掲載しています。携帯電話を利用の方は、右のQRコードを活用してください。

□問い合わせ先
学校教育課 TEL (48)1111(内202)