広報 あぐい
2008.03.15
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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(13)〜

 

家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き

生活習慣・学習習慣・食育研究部会で作成した「家庭、園・学校がともに育ち合うための手引き」の中から、小学生用子育てQ&Aの一部を紹介します。家庭教育の参考にしてください。

子育てQ&A


低学年の時期には、どれくらいの時間勉強すればいいのでしょうか。

小学校の低学年が最も大切な時期だと言われています。低学年で学習習慣を身に付けないと、大きくなってからでは身に付きません。学力不振も低学年から始まっているというデータも出ています。

保護者からのアプローチとしては、

(1) 毎日、同じ時刻に同じ場所(机)で学習することを繰り返す。
(2) すぐに、学習を始めさせ、終わるまで学習以外のことをさせない。
(3) 決められた時間内に終えられるように努力させ、学習後の楽しみを奪わない。

などが挙げられ、習慣付けていきたいところです。

家庭学習の時間の目安としては、1年生10分、2年生は20分、3年生は30分のように、10分×「学年」で考えます。


低学年ではどんなことを勉強すればいいのですか。

学校で教わる授業の内容は、今後の学習の基本ですので、しっかりとマスターすることが大切です。

具体的に家庭で行うとよい内容を紹介します。

〈1年生〉
◎宿題
・足し算・引き算の計算カード(時々時間を計ってみる)
・国語の本読み(声を出して)
〈2年生〉
◎宿題
・漢字練習
・掛け算九九
・自主学習としての漢字ドリルや計算ドリル

宿題は先生が最も大切なことを家庭で繰り返すように出すものですので、必ず取り組ませてください。

それ以外にも世の中のことに目を向けるように導いてください。世の中の仕組みや、礼儀や作法など人として大切なことを知り、さらに遊びや自然体験を通して感受性豊かな子どもに育てることが必要です。


2分の1成人式

今までを振り返り 将来を考える

アトラクションで自分たちの
学校を紹介する児童たち

2月26日、阿久比町幼保小中一貫教育プロジェクトの一環で「2分の1成人式」をエスペランス丸山で行いました。

総合的な学習研究部会から提言された企画で、町内4つの小学校の4年生214人が参加しました。

4年生の児童たちは総合的な学習の時間に、大人への道のりの半分に達した10歳で、これまでの自分を振り返り、10年後の将来を考える機会にしようと「2分の1成人式をしよう」という4校統一の単元に取り組みました。

20歳の成人式と同じように町長や町議長から祝辞が述べられた後、1月に成人式を終えた堀内将司さんから「一緒になって喜んだり、悲しんだりできる友達をつくり、その友達をずっと大切にしてください」と激励のメッセージが贈られました。

各校児童の代表が学習発表した中で「やさしい大人になりたい」。「夢のあるしっかりとした大人になろうと思う」など子どもたちは10年後の目標を立てていました。

児童たちは2年後に同じメンバーで阿久比中学校に入学します。そして10年後に20歳の成人式を迎えます。

□問い合わせ先
学校教育課 TEL (48)1111(内202)


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