平成17年度「心のうた」作品から
家庭生活での経験は、個人の人格形成に生涯を通じて強い影響を与え、生涯学習の出発点となる大きな役割を果たします。
阿久比町家庭教育推進協議会では、小学校4年生から中学生までを対象に、毎日の生活の中で感じたことを歌った詩を年に2回募集し、「心のうた」として冊子にまとめています。
平成17年度に推進協議会が優秀作品として選んだ作品を紹介します。
「心のうた」作品集は3月中旬ごろから、町立図書館や社会教育課で閲覧できます。ご覧ください。
- □問い合わせ先
- 社会教育課 TEL(48)1111(内262)
心
心ってふしぎだな
心は一人一人ちがう
みんな思うこともちがう
だから心ってふしぎ
みんな心がおなじだったら
今どうなっているんだろう
けんかも 言い合いも
なにもなくて
つまらないかもしれない
私だったらいやだなあ
みんな心がちがうから
楽しいことも
悲しいことも
あるんだ
(東部小学校4年 滝澤紗綾香) |
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たんぽぽは強い
たんぽぽは強い
ふまれても
雪がふっても
きれいな花をさかせてる
たんぽぽは強い
どこにでも芽を出す
アスファルトの下からも
たんぽぽは強い
優しくって 暖かい
太陽のようだ
たんぽぽのように
私もなれるだろうか
(英比小学校6年 柴田ちはる) |
滝
おっ すごい音がする
滝じゃないか
上からザーザー
ああなんてすずしいんだろう
おっ にじができている
おっ 水がかかった
滝の下に行くと
すごいいきおいで
落ちてくる
(草木小学校4年 内藤大吾) |
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お兄ちゃん
お兄ちゃんは足が速い
わたしではとうてい
かなわない
お兄ちゃんは無口だけど
やさしいところもある
だから好き 大好き
お兄ちゃんは たいへんそう
勉強に部活に
とてもたいへんそう
もっとゆっくりすれば
いいのになあ
(南部小学校5年 佳菜) |
歩み
さあ歩き出そう
前だけをしっかり見据えて
さあ歩き出そう
大地をしっかりふみしめて
さあ歩き出そう
ゆっくりでいい
少しずつでいいから
さあ歩き出そう
どんな高いかべでも
どんな強い風でも
乗り切ることはできるから
そしてそのとき
人は大きくなれるから
さあ歩き出そう
はじめの一歩をふみだそう
(阿久比中学校1年 岡戸 悠) |
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言葉の力
言葉には力がある
人を悲しませる力
人を怒らせる力
人を笑顔にさせる力
言葉には大きな力がある
たった一つの言葉でも
相手を傷つける
たった一つの言葉でも
相手を勇気づける
だから僕は考える
君にどんな言葉を伝えようかと
(阿久比中学校3年 竹中宏樹) |
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