第204号 令和7年2月1日発行

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新美三喜雄 議員

新美三喜雄 議員(新済会)

阿久比町社会福祉協議会の役割は

本町の地域福祉を補完し合うパートナー

   …町長   …副町長   …教育長    
  …総務部長   …民生部長   …建設経済部長   …教育部長
 本町社会福祉協議会とは、「しゃきょう、しゃふく」の愛称で親しまれており、社会福祉法第109条に位置付けられた、地域住民、行政協力員や民生・児童委員、ボランティア、福祉団体などの代表で構成されている団体である。住民の自主的な参加をもとに、住民の福祉活動の支援、企画などを行うことで、「住民の誰もが安心して生活できるまちづくり」を目指す公共性・公益性の高い民間の社会福祉法人である。
 町と社会福祉協議会の事業や役割分担は。
 町は、地域住民の福祉の増進を図るため、公的サービスを中心に提供し、社会福祉協議会は、行政が取組みづらい福祉課題の解決を地域の人々と協力しながら総合的に進める。社会福祉協議会が実施した方が効果的な事業は町から委託している。
 令和6年度より重層的支援体制整備事業がスタートしたが、新たに住民にとってどのような効果が期待できるか。
 重層的支援体制整備事業とは、従来の支援体制では支援が難しい複合的かつ広範な課題や制度の狭間にある需要に対応するための事業である。従来の分野や属性を超えた相談支援が可能となり、コミュニティーソーシャルワーカーによる声掛けや継続的な伴走支援を行い、社会的孤立から社会参加へつなげるなどの効果が期待される。
 今後増加する高齢者に対し、必要と思われる事業は。
 高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるためには、日常生活に必要な医療、介護、介護予防など地域で支える様々なサービスの充実と高齢者自身の社会参加が必要と考える。
高齢者の主要事業であるいきいきクラブ活動の課題は
 会員及び団体数の減少の現状は。
 10年間でクラブ数にあまり変化は見られないが、会員数は千人以上減少している。
 会員減少の要因を克服するには。
 クラブの活動内容や必要性を住民に周知し、役員の負担軽減も検討する。
 団体の役員の負担を軽減するには。
 事務局である社会福祉協議会と相談しながら改善する。町に提出する書類については簡素化を検討する。
社会福祉協議会活動全般の現在の課題は
 自主財源額の推移は。
 自主財源は、会費収入・募金収入・福祉基金の利息などであるが、主要な自主財源である会費収入は年々減少している。
 事業展開に関し、町はどのように補完していくか。
 町と社会福祉協議会の関係は、地域福祉を補完し合うパートナー的存在と考えている。双方協議のもと、必要に応じて町からの人件費補助や委託事業の内容見直しについても検討していく。

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