一般質問 町政を問う > 新美三喜雄 議員
(新済会)
かじをきれ!大事な農業政策を
担い手とつなぐ地域計画を急ぐ
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第6次阿久比町総合計画に基づいた令和6年度の施政方針「未来へつなぐ産業のまちづくり」の中の農業振興施策について問う。
- 河川・ため池・農地は、本町を特徴づける緑の骨格であることに対し、どのような継続的施策が必要か。
町内の主要河川は、河川整備計画に沿って、県に対して事業促進や適切な維持管理を要望する。ため池は、引き続き町と地域で連携して維持管理・保全に努める。農地の耕作放棄地及び遊休地の解消のため、認定農業者等に集積・集約を図り、多面的機能支払交付金事業により、農地の保全を図る。
- 現在の全農地面積の内、耕作農地・遊休農地(耕作放棄地含む)の面積の各比率は。
東海農林水産統計年報によれば、令和5年度における本町の耕地面積は797haで、農業委員会による令和5年度の荒廃農地調査では、荒廃農地の面積は約28.2haで、その比率は約3.5%である。
- 令和5年度に検討を進めると公言された農業用水管の漏水修繕の支援策の進捗は。
令和5年度に農業用水管の漏水等修繕事業に対し、公共性及び緊急性の高い事業に要する経費の1/2以内で、上限100万円を助成する「愛知用水管緊急修繕対策事業補助金」を補助メニューに追加した。令和5年度では、2地区に対して総額約85万円を助成した。
- 多面的機能支払交付金制度の対象としている農地面積は、令和2年度ベースで全農地面積の42.8%であったが、さらに増やすための施策は。
令和6年度の多面的機能支払交付金制度の対象農地面積は426haで、全農地面積の約53.4%である。この制度を活用し、地域ぐるみで取り組むことで、地域の活性化、コミュニティの維持・強化につながることが期待される。
- 農業委員・多面的機能組織・農業者及びその担い手による地域計画の取り組み方に課題があるが、昨年の答弁でのモデル地区の設定等の進捗は。
板山地区をモデル地区とした。地域計画は、地域の担い手が「守るべき農地」と「守り切れない農地」を線引きし、自給的農家や新たな多様な形で農業に関わる方の意見も取り入れながら、徐々に完成度を高めていきたい。
- 中間管理機構の申請に欠かせない担い手を確保するために、どんな施策や仕組みが必要か。
本町では、農商工連携講演会や田植え体験、トラクター試乗体験など農業者と消費者との交流を図る「農業まつり」を行っている。本町の農業や農畜産物について、情報を発信することで興味関心が高まり、担い手の確保や就農につながればと考える。

急げ!急傾斜地の防災対策を
防災ルールの策定を急ぐ
危険な区域を防災マップに記載し住民に広く周知を図っているが、愛知県下の急傾斜地法による整備率は21.5%で、本町はそれを下回っている。
- 対象の危険区域の住民に対し、どのような対策をしているか。
指定区域に対する連絡網の作成や更新の依頼、避難訓練の実施を検討し、行政協力員会などで制度の説明を行い、要望を県に届ける。
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