第203号 令和6年11月1日発行

 視察目的は、たん水被害を防ぐ施設の役割を理解するため。

視察内容

※たん水とは、農地で作物が水に浸かっている状態のこと。

①施設の概要

町のたん水防除事業で阿久比川の西側の63.3haを受益面積とする。十ヶ川が増水した時に稼働して、阿久比川に排水する。その能力は毎秒4.5㎥。

②運転開始時期

令和8年度からを目標としている。

③排水機場の有効性

・東海豪雨級のゲリラ豪雨に対応可能

・停電に備え自家発電機を装備している。

・浸水対策として、電源類・管理スペースを、周辺道路から2.2mの高さにかさ上げしてある。

視察結果

 浸水対策・停電対策・ポンプ能力増強により、たん水被害を防止し農業の安定と住民の安全・安心が図れる。

今後の課題

 工事納期の遵守・地域との連携・維持管理方法の明確化が必要。

 新半田病院アクセス用暫定道路として改良工事が進行している。

供用開始時期

 令和7年 春

進捗状況

 現在は予定どおり、線路西側の水路付替や桁下防護の設置が進行中。今後は、側溝・舗装工事、高架下盤下げなどを進めていく。

(副委員長 鈴村 算久)

 9月13日教育委員会より南部小学校に導入予定の階段昇降車について詳細
を聞いた。

 南部小学校の車椅子利用児童のために、当初校舎にエレベーターを設置する計画であったが、南部小学校舎がエレベーターを設置するための建築基準法に適合していないことが判明し、近隣市町を調査の上、階段昇降車を導入することに決めた。

 階段昇降車は車椅子に乗ったまま利用でき、キャタピラー方式でスムーズに階の移動が可能になる。

 現在は人海戦術で階段の昇降をしているため、非常に負担が大きく、危険でもあるが、これが一気に改善される。

 1階〜2階の一往復に約5分かかり、階段昇降車の使用中は、他児童の階段使用はできないが、これで階段のバリアフリー化が実現する。

(副委員長 廣瀬 実)