第199号 令和5年11月1日発行

一般質問 町政を問う > 中村 仁 議員

中村 仁 議員

中村 仁 議員(参政党)

白沢台の汚水処理について

施設の長寿命化を図ることが重要

… 総務部長 … 民生部長 … 建設経済部長 … 教育部長

 前回の6月議会の一般質問において、主に集中の単独処理浄化槽にて、し尿処理をしている福住園高台の汚水処理の今後について質問した。
 今回は集中の合併処理浄化槽にて、し尿処理及び生活雑排水の処理をしている白沢台の汚水処理の今後について伺う。
 市街化調整区域の住居地ゾーンかつ集中処理をしている団地ということで、住民の皆様からは、福住園高台と同じ課題としてとらえているという声があった。
 しかし、団地の造成年度や公共下水道の本管との距離も大きく違うため、今後についてそれぞれ別々にとらえる必要がある。
 白沢台は集中の合併処理浄化槽で、し尿及び生活雑排水の両方を処理しているため、環境負荷は小さい。しかし、合併処理浄化槽の使用年数も現在40年程経っており、町が平成24年度、公共下水道への汚水の区域外流入を認めたことから、接続を検討した当時の概算費用は。
 白沢台の集中浄化槽は、合併処理浄化槽であり、現状で問題はないと考える。調整区域からの汚水の流入を認めているが、多額の費用がかかるため区域外流入のハードルは高く、平成26年度の未来づくり懇談会で、地元負担の概算費用を約5億8,600万円と示している。ただ、概算費用を算出してから10年ほどが経過しており、それ以上の費用が必要になると推測される。
 将来的に、公共下水道への接続も白沢台では必要になり得ると考える。合併処理浄化槽のため、宅内配管はそのまま使用できる。公共下水道の本管までの距離も近い。その接続についての見解は。
 公共下水道管に接続するためには、多額の地元負担が想定されるため、地元管理の集中浄化槽を継続して使用することが、費用負担を考慮すると良いと考える。
 公共下水道への接続は、費用面の負担が大きいので、既存の施設を継続して使用することになる。今後想定される課題は。
 施設の点検・調査や予防保全的な修繕を実施することで、施設の長寿命化を図ることが重要と考える。本町から財政的な支援はできないが、今後もご相談にお応えできるよう研究していく。


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