第199号 令和5年11月1日発行

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竹内 啓視 議員

竹内 啓視 議員(幸福実現党)

シルバー人材センターの現状と課題

地域貢献の喜びや仲間づくりの場を提供

… 総務部長 … 民生部長 … 建設経済部長 … 教育部長

 現在の日本では、2030年頃までに、15歳〜65歳までの年齢の方と、65歳以降の方との比率が2対1になると予想され、働ける年齢層の人が二人で一人の高齢者を背負わなければならないことになる。
 こうなると、若い人たちの未来が暗いものに感じられるが、その解決策の一つとして、シニア層に活躍していただく「生涯現役社会」という考え方がある。
 現代ではシニア層の若返りも指摘され、まだまだシニア層の力を引き出す余地は十分にある。
 高齢者の方がお荷物扱いされずに尊敬され、その知恵と経験が生かされるような社会を作る。それが「生涯現役社会」だと考える。
 1960年代には、30%以上の高齢者が働いていたが、これが年々減り続けてきた。
 しかし、2022年、働く高齢者の割合は、10年前の2012年と比較すると、全国平均で4ポイント上昇しており、25%に回復している。
 そこで、「生涯現役社会」と深く関わりのある「シルバー人材センター」の現状と課題について伺う。
 本町における65歳以上の就業状況は。
 平成22年から令和2年までの10年間で1.49ポイント増加している。(右表のとおり。)
 本町の第6次総合計画によれば、シルバー人材センターの登録者の確保が難しいとあるが、その理由は。
 年金の支給開始年齢の引き上げ等による、定年延長や企業による再雇用の影響が大きい。
 高齢者の方が活躍するための対策は。
 シルバー人材センターを引き続き支援し、就業による地域貢献の喜びや仲間づくりのきっかけの場を提供していく。

いきいきクラブへの加入率低下

社会的価値を周知

 仕事以外にも社会貢献を通じていきいきとした人生を送りたい。ここに、「いきいきクラブ」の意義もある。
 そこで、本町の第6次総合計画で課題となっている「いきいきクラブ」への加入率低下について伺う。
 「いきいきクラブ」への加入率低下の理由は。
 企業等の定年延長による入会機会の喪失や途中退会者の増加などがあげられる。
 「いきいきクラブ」への加入率を上げる対策は。
 クラブ同士が情報交換しながら、各地区に適した魅力的な活動を展開することが良い方向性と考える。
 いきいきクラブの社会的価値についても広く知らせていく。

高齢化に伴う予算(歳出)の増加

介護予防の充実を図る

 本町でも高齢化に伴う介護事業などの歳出が増えていくと予想されるが、今後の予算に対する考えを伺う。
 健康増進や介護予防などの各種事業により、介護や医療に係る歳出の抑制を図ることが必要と考えている。

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