第198号 令和5年8月1日発行

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竹内 卓美 議員

竹内 卓美 議員(新進会)

避難所での性暴力対策

避難所運営マニュアルに記載を検討

… 総務部長 … 民生部長 … 建設経済部長 … 教育部長

 本年3月10日付の中日新聞に、「災害時の性暴力許さない」との見出しで衝撃的な記事が掲載された。
 特に「対価型」の性暴力というのは、既存の性暴力対策では対応しきれない部分があるのではないか。早急の避難所運営マニュアルの見直し、啓発、訓練が必要だ。
 本町の避難所における性暴力対策は、今回指摘されたような「対価型」の性暴力は想定されているのか。
 町避難所運営マニュアルには、性暴力などの犯罪防止の注意喚起が記載されている。「対価型」という言葉は使っていないが、「対価型」を含む性暴力全体を想定している。
 阿久比町避難所運営マニュアル 避難所運営委員会及び各運営班の業務の中で、性的暴力と性暴力の二つの言葉を使っているが、意図的に使い分けているのか。
 県の避難所運営マニュアルの表現を参考に作成しており、特に違いは想定していない。
 阿久比町避難所運営マニュアル 資料集P10女性の項、その他の欄に暴力の記載はあるが性暴力の記載はない。暴力で一括りにするのではなく、性暴力という文言を追加してはどうか。
 その他の欄の暴力防止対策は、暴力の種類を限定せず記載しているが、性暴力の文言について検討する。
 阿久比町避難所運営マニュアルは、平成25年に初版、平成27年と29年に改訂されている。その後改訂されていないが、改訂する予定はあるのか。
 県の避難所運営マニュアルや、町の現状に合わせ今年度中に改訂を予定。あわせて、性暴力に関する記載についても検討する。
 避難所における性暴力対策には、どのように取組むのか。
 避難所には女性や子どもの専用スペースをできる限り設ける。女性が意見を言いやすく相談しやすい環境とする。
 人目がないところは照明を設置する。性暴力防止に関するポスターを掲示する。事前対策として女性職員や女性消防団員の意見を取り入れるなど。

災害対応

自らの判断で避難

 昨年7月10日、矢高地区において大雨警報等が発表されていないにも関わらず、山腹が崩壊するという災害が発生した。
 幸い人的被害はなかったものの、自然災害の恐ろしさ、避難行動の難しさを、改めて突付けられた気がする。難しい課題だとは思うが、対応は不可欠だ。
 大雨警報等が発表されていない中で起きた崩壊をどのように捉えているか。
 土砂災害は、警報が発表されるような雨量でない場合でも起こることがある。ひびが入る、小石がパラパラ落ちるなどの前兆現象がある場合は、自らの判断で避難することが重要である。
 土砂災害警戒区域などが、自宅付近に位置する方は、前兆現象などに注意し、異常があった場合は役場等に連絡をお願いしたい。
 今回の事例を踏まえ、今後の避難指示はどうするべきだと考えるか。
 災害は、警報等の発表がない場合でも起こり得る。
 災害の前兆現象があれば避難指示等発令の有無にかかわらず、命を守るために自らの判断で避難する事が大切。
 阿久比町の気象警報等の発表基準が変更されるようだが、何時どのように変更されるのか。
 名古屋地方気象台が判断する阿久比町の大雨警報の指数基準(値)が24から17へ、大雨注意報の指数基準(値)は15から12に変更された。指数基準(値)は低いほど警報等が発表されやすくなり、知多半島内で一番低い値に6月8日13時から変更された。

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