第193号 令和4年5月1日発行

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山本 良輔 議員

山本 良輔 議員(新風会)

ホタル飛び交う豊かな自然を守る

農薬や除草剤を控えていただくよう
啓発に努める

… 総務部長 … 民生部長 … 建設経済部長 … 教育部長

 環境のバロメーターであるホタルの生息域が年々減少傾向にあり、近い将来ホタルの姿を見ることが出来なくなると危惧する。本町の姿勢を問う。
 ホタル生息域の減少の原因はどこにあると考えるか。
 土地改良等により湿田から耕作期間を除き絶えず田面に水がない乾田へと水田の形態が変化し、ホタルやエサの巻貝類の生育に大きな影響を及ぼしていると考える。また、夜間の自動車のライトや街路灯、商店などの照明の増加も影響し生息域が狭くなっていると考える。
 ホタルの生息域の保護はどのように行っているか。
 生息域の保護は行っていないが、環境のバロメーターとして自然環境が守られているかどうかをホタル分布調査で調査している。河川の法面や水田付近の草の中で休憩や求愛活動を行う時期に、草をできる限り燃やさないようにすることやホタルの幼虫やエサの巻貝類等への影響を抑えるため、農薬や除草剤を控えていただくなど、啓発に努める。
 ホタル飛び交う豊かな自然を守るための施策。
 ヘイケボタルの調査研究、町内の全小中学校でのホタルの生息分布調査などにより命と環境保護の大切さを伝えている。ほたるサミットでは自然に対する理解を深め、その保護に努めるとともに、ホタルを通して交流等を進めている。

不登校児童生徒への対応

スクールソーシャルワーカーは4年度から配置

 国の調査によると、中学校の約25人に1人が不登校という結果が出ている。子どもは宝であり、その未来を閉ざさないための対応。
 不登校児童生徒の学年別の5年間の推移。
 右表のとおり。
 中学校における不登校生徒の、要因別の人数。
 令和4年1月現在で体調不良や精神不安で登校できず休みがちな生徒はそれぞれ15人程度。
 不登校生徒の進路。
 個人の特定や偏見を招く恐れがあるため、答えられない。
 スクールカウンセラー等の配置による効果。
 悩みを聞くことで学校に通えている子どももおり、安心して学べる環境を作るのに欠かせない存在。
 本町の不登校児童生徒に対する支援推進事業。
 適応指導教室「コスモス」を設置している。また、「いじめ等問題対策連絡協議会」を開催し、関係機関により協議や情報共有も行っている。家族の理解や地域の方々のサポートや見守りも必要であると考えているので、ご協力をお願いしたい。

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